白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 共通ゼミナール(総合演習) 1組:子どもと環境
担 当 者 民秋  言、秋山 治子
瀧口   優、小松  歩
開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
1 人間尊重や地球環境、教育・保育と福祉等、人類に共通する課題や我が国の社会全体に関わるテーマについて、多面的な視点から理解を深めその視野を広げる。
2 上記の諸課題に係る内容に関し適切に指導するための能力を高める。


◆授 業 計 画
 「子どもと環境」をメインテーマとして、4つ班に別れ各教員のもと、順次、「保育と環境」「乳児の音楽環境」「平和の文化と非暴力」「子どもの育ちと遊び」の各視点から追究していく。担当する4人の教員がそれぞれの判断で、共通ゼミとして適切な授業内容を選び設定した。表面的、名目的には違ったタイトルではあるが、いずれも「環境」を「子ども」に関わらせて考えようとするものである。
(第1回目と第30回目は各班合同で行う。)

【保育と環境】(民秋)
1、子どもの成長・発達にとって「環境」はどのような意味をもつか
2、子どもの生活の中に見られる「環境」を認識する
3、幼稚園教育要領において「環境」はどのように捉えられているか(1)
4、        同 上                  (2)
5、保育所保育指針において「環境」はどのように捉えられているか(1)
6、        同 上                  (2)
7、保育者は「環境」をどのように構成すればよいか

【乳児の音楽環境】(秋山)
1、音楽についての意見交換(1)
  *例えば、乳児・幼児・学童・大人にとっての音楽について考える。
2、音楽についての意見交換(2)
3、赤ちゃんの側から見た場合を想定して音楽環境について考え調べる(1)
  *大人側から赤ちゃんを見た場合も含む。
4、赤ちゃんの側から見た場合を想定して音楽環境について考え調べる(2)
5、赤ちゃんの側から見た場合を想定して音楽環境について考え調べる(3)
6、実践的側面に焦点を絞って、全員で活動する(1)
7、実践的側面に焦点を絞って、全員で活動する(2)

【平和の文化と非暴力】(瀧口)
1、私たちを取り巻く暴力文化をどのように捉えるかを様々なデータから試みる(1)
2、私たちを取り巻く暴力文化をどのように捉えるかを様々なデータから試みる(2)
3、暴力の文化を平和と非暴力の文化に変えていくにはどうしたらよいか検討する(1)
4、暴力の文化を平和と非暴力の文化に変えていくにはどうしたらよいか検討する(2)
5、実際に非暴力をすすめるための活動に取り組み課題を明らかにしていく(1)
6、実際に非暴力をすすめるための活動に取り組み課題を明らかにしていく(2)
7、子どもにとって平和の文化と非暴力の中で育つためには何が必要か明らかにする

【子どもの育ちと遊び】(小松)
1、子どもの育ちに関わる環境についていくつかの視点を提起する
  *特に遊び場や親子で利用する施設等。
2、興味ある環境について、資料等を探しまとめ報告する(1)
3、興味ある環境について、資料等を探しまとめ報告する(2)
4、興味ある環境について、資料等を探しまとめ報告する(3)
5、報告されたいくつかについて実践されている場所に出かけ体験し学ぶ
*プレイパークや子育て広場等。
6、調べたこと、確かめたことを協議してまとめる
7、全体のまとめ


◆成 績 評 価
 レポート、学習意欲、出席等による総合評価

◆テ キ ス ト
 特に指定しない。

◆参 考 書
 授業内で紹介する。

◆担当教員から一言