白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 基礎ゼミナール | ||
担 当 者 | 山路 憲夫 | 開講時期 | 前後期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 私たちは「今」という時代を生きている。その「今」とはどんな時代なのか。それを考えるための素養を身につける。さまざまな専門分野を学ぶ上でも、将来どんな仕事に就くにせよ、さまざまな情報の中から、それを選別し「今」という時代を考えることはすべての基本であろう。 ここではメディア、とりわけ日々の新聞を取り上げる。メディアは情報の宝庫である。しかし、それはあくまで送り手によって選別された情報に過ぎない。メディアの本質と限界を学びつつ、そこから「今」を考える情報を読み取る力を身につけたい。 ◆授 業 計 画 授業は日々の新聞記事を中心に進める。毎回レポート(200字詰め2~3枚)の課題を決め、次回に持参、それに基づいて議論する。作文を添削、学生たちにテーマのとらえ方、文章のまとめ方も指導する。 06年度のゼミで取り上げたのは、ニートとフリーター、少子化、いじめや児童虐待、テレビ、携帯やテレビゲームと子どもへの影響、高齢化社会、児童ポルノ、障害者、医療過誤、新聞記事の書き方の実践と多岐にわたる。 さらに夏休みや冬休みには「私の家族の戦争体験」「今、私たちはどんな時代に生きているのか」といったテーマで、やや長文のレポートを課した。 以上が06年度の基礎ゼミでしたが、ゼミ生の関心に基づき、新聞社やテレビ局見学、合宿(05年度は伊豆大島の知的障害者入所施設)をしたり、取り上げるテーマも話し合いで決めたい。 ◆成 績 評 価 毎回のレポートとゼミでの討論の参加度 ◆テ キ ス ト 教材は新聞記事の他に、「ケータイを持ったサル」(正高信男、中公新書)「メディア・リテラシー」(菅谷明子、岩波新書)「犠牲」(柳田邦男、文春文庫)「まぼろしの郊外」(宮台真治、朝日文庫)「パラサイト・シングルの時代」(山田昌弘、平凡社新書)など。 ◆参 考 書 ◆担当教員から一言 まず日々の新聞を読む習慣をつけてほしい。そして、今の時代にいろんな関心を広げていってほしい。 |