白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 基礎ゼミナール | ||
担 当 者 | 中島 好伸 | 開講時期 | 前後期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 問題意識を喚起し、学問研究のための問題の立て方や考え方、調査・考察の仕方や文献の読み方、発表・討論の仕方、レポートの書き方など、学習の基本となる発想法と技法を習得する。 ◆授 業 計 画 中島ゼミの基本テーマは「社会と言葉」です。言葉の意味はどのようにして決まっていくのかを考えてみます。具体的にはアメリカの作家マーク・トウェインが書いた『トム・ソーヤーの冒険』と『ハックルベリー・フィンの冒険』を取り上げて、子供向けの『トム』から原典翻訳へと読み進めてみましょう。『トム・ソーヤーの冒険』というと児童文学の世界的な傑作ということになっていますが、これにはどんな意味が隠されているのでしょうか。皆で読み、調べ、討論してみましょう。なお、授業のはじめに毎回、社会で話題になっているニュースを取り上げ、考えを話してもらい、討論の導入とします。毎日、新聞に目を通しておいてください。また、年に3回レポートを書いてもらいます。書き方の指導と発表の仕方もゼミ内で行います。以下、年間スケジュールです。 前期1~4回 子供向け『トム』輪読 後期1・2回 『ハック』と『トム』レポート比較 5回 『トム』についてのレポート執筆 3~15回 『ハック』テーマ別発表 6~10回 原典『トム』講読 11回 原典『トム』についてのレポート執筆 12~15回 子供向けと原典『トム』の比較 <夏休み中:原典『ハック』を読み『トム』との比較レポート執筆> ◆成 績 評 価 授業内レポートを含む平常点で評価。 ◆テ キ ス ト マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』(新潮文庫) マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』(岩波文庫) ◆参 考 書 ゼミ内で紹介します。 ◆担当教員から一言 大量に読むこと、これが一番です。 |