白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 人間と表現演習 ビジュアル表現行動の意味を考える
担 当 者 八木紘一郎 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 「キャラクター考」&「子どもの生活空間デザイナーになってみよう」を通して
<キャラクター考>グループ
 私たち人間は、なぜか実にたくさんの「キャラクター」を作り出し身の周りにおいている。人は、なぜ「キャラクター」表現をするのか。「キャラクター」表現と人間行動の関係と意味について考える。
アニメや漫画、各種の商品、や企業、イベントシンボルなど、多様な「キャラクター (ミニも) 」が使われている。人間行動にとっての「キャラクター」表現の意味を考える。
<子どもの生活空間デザイナーになってみよう>グループ
 空間デザインは専門家だけが行うことではない。ここでは、子どもの生活空間をデザインする試みを通して、子どもにやさしい環境とは、子どもの生活の仕方・その環境について、じっくり考える。対象の子ども、いっしょにすごす人々のことについて観察し考える。また、未来を考えざるを得なくなる。設計デザインを試みることを通して、対象、環境、運営管理などの理解に及ぼす影響を考察する。


◆授 業 計 画
<キャラクター考>グループ
①「比較ヒーロー論」2~3回、( 鉄腕アトム・ウルトラマン・アンパンマン・ドラエモンなどの比較 )、
②日本発「カワイイ」表現の意味2回、(キティちゃんにはなぜ口が無いのか)(キティちゃん裁判の行方)、
③企業戦略と「キャラクター」表現2回、「サンタクロース」と「なまはげ」の関係、④方法としてのミ
ニチュア・アート・ワールドの意味2回、「箱庭療法」の「箱庭造形」の意味/子どもが作るミニチュア・
アートの意味を考える。⑤ 「異界」とのコラボレーション案内役としてのキャラクター2~3回、⑥「異
界」を自由に?行き来する「キャラクター」2~3回、(妖精・妖怪・魔物・お化け・なまはげ・鬼・天
狗・かみなり・河童・幽霊)などを通して考える。
<子どもの生活空間デザイナーになってみよう>
<公園・遊び場・幼稚園・保育園の設計デザインを試みる>
1)担当別資料収集、3~4回、2)担当別仮説的デザイン作業、4~5回、3)デザイン行考察3~4回
★各グループ及び合同による中間報告1回、最後に全体での「考察の結果」の報告と討議・講評1回


◆成 績 評 価
 平常点

◆テ キ ス ト
 「幼稚園・保育所設計集」「公園等設計集」など

◆参 考 書
 その都度提供する

◆担当教員から一言
 いろいろな気づき・見方との出会いを楽しんでほしい。表現に関する考え方が変わる。