白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 社会と人間演習
担 当 者 山路 憲夫 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 今という時代の「社会と人間」を読み解くには、ひとつはメディアの活用が不可欠であろう。そこには「今」の情報が大量に盛り込まれているからである。メディアの特性と限界を見抜き、そこからの読み取り方を学ぶ。
 同時に日々の情報や事件、事象から「社会と人間」を分析する優れた時代論やノンフィクションからも学び取る力を身につけたい。


◆授 業 計 画
 I 日々の新聞記事からさまざまなテーマを設定し「社会と人間」を考える。レポートと討議(ワークショップによる議論と意見発表)。
 II 過去のメディアによる誤報や「やらせ」やメディアが政治的に利用された事例(例えばマッカーシー旋風)の調べと討議
 III 多様なメディアの種類とそれぞれの特性とメディア・リテラシーの歴史的、現代的な意味を学ぶ
 IV ノンフィクション、時代論を読み、討論する。


◆成 績 評 価
 出席と毎回のレポート、演習での参加度

◆テ キ ス ト


◆参 考 書
 日々の新聞(朝日、毎日、読売など)とテレビ報道
 「東電OL殺人事件」(佐野眞、新潮文庫)
 「壊れる日本人」(柳田邦男、文藝春秋)
 「モダンガール論」(斎藤美奈子、文春文庫)
 「今どきの常識」(香山リカ、岩波新書)
 「幻影の時代」(ブーアスティン、東京創元社)
 「報道危機」(徳山喜雄、集英社)
 「メディア・リテラシー」(菅谷明子、岩波書店)
 「現代の新聞」(桂敬一、岩波書店)    


◆担当教員から一言
 まず社会の事象に、人間に、そしてそれを描いた活字メディアに関心を持って欲しい