白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 社会福祉援助技術演習I
担 当 者 吉川かおり・小俣 智子 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 ≪吉川≫社会福祉に関する援助技術の知識と技能及び考え方を修得する。
話し合い活動やロールプレイを通して、社会福祉援助技術の特質と意義、方法と内容、基本姿勢である人権の尊重、自立支援、秘密保持の原則について総括的に学ぶ。また、援助技術としてのケースワークに関する事例を検討することを通して、その意義と機能、原則や基本的性格、展開過程について理解する。
 ≪小俣≫社会福祉に関する援助技術の知識と技能及び考え方を習得する。専門職として自己理解、他者理解を進め、ソーシャルワークの価値観、基本姿勢、技術を理解し、実践力を身につけることを目標とします。


◆授 業 計 画
 ≪吉川≫
1 導入~ソーシャルワーカーの専門性
2 ソーシャルワークの特質と意義
3 面接技術の初歩1~信頼関係を結ぶ面接技術とは
4 面接技術の初歩2~非言語的コミュニケーション
5 面接技術の初歩3~促し、繰り返し
6 面接技術の初歩4~要約、感情の表出
7 面接技術の初歩5~効果的な質問
8 ソーシャルワークの展開過程1~インテーク
9 ソーシャルワークの展開過程2~アセスメント
10 ソーシャルワークの展開過程3~プランニング
11 ソーシャルワークの展開過程4~インターベンション・モニタリング
12 ソーシャルワークの展開過程5~ターミネーション
13 ソーシャルワーカーの価値と倫理1~自己覚知
14 ソーシャルワーカーの価値と倫理2~倫理綱領
15 ソーシャルワーカーの価値と倫理3~役割とアイデンティティ
 ≪小俣≫
1 オリエンテーション 演習の進め方・社会福祉援助技術とは・自己紹介
2 自己理解① 文章完成法
3 自己理解② ライフヒストリー
4 自己理解③ 自己の価値観
5 他者理解  自己と他者の価値観
6 ソーシャルワークの価値観
7 信頼関係  ブラインドウォーク
8 コミュニケーション技術① 基本姿勢
9 コミュニケーション技術② 言語・非言語コミュニケーション
10 コミュニケーション技術③ 応答技術
11 個別援助技術① 自己紹介・主訴の聞き取り
12 個別援助技術② 情報収集とアセスメント
13 個別援助技術③ 援助計画
14 個別援助技術④ 評価と終結
15 まとめ


◆成 績 評 価
 ≪吉川≫出席状況と演習への取り組み方、振り返りシートの記入内容と提出状況によって評価する。
 ≪小俣≫出席状況、取り組みの姿勢、提出物の内容・提出状況により評価します


◆テ キ ス ト
 ≪吉川≫『事例と演習を通して学ぶソーシャルワーク』川村隆彦 中央法規出版.
 ≪小俣≫特に定めません。適宜資料を配布します


◆参 考 書
 ≪吉川≫『対人援助技術への導入』宍戸他編著 筒井書房.
 ≪小俣≫ワークブック社会福祉援助技術演習1 対人援助基礎


◆担当教員から一言
 ≪吉川≫演習科目であるため、学生の積極的な取り組みを期待します。
基本的には、毎回話し合い活動またはロールプレイなどを行い、振り返りシートを書いて翌週提出するという方法で授業を進めます。
 ≪小俣≫習は自らが主体的に参加し体験する科目です。想像力を駆使して積極的に参加してください。