白梅学園 授業概要(シラバス)2007 |
授業科目名 | 博物館実習 | ||
担 当 者 | 上野 光子・平賀 明彦 | 開講時期 | 前後期 |
授業形態 | 実習 | ||
単 位 数 | (3) | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 学芸員は、実際にどのような仕事をするのでしょうか。現場に必要な心構えと基礎となる知識・技術の修得を目標とします。 ◆授 業 計 画 多種多様な博物館に対応する学芸員の仕事は、広範多岐にわたります。ここでは、その中の人文科学系に関わる実習を中心に、講義を加えながら授業を進めます。見学により実例を学ぶと共に、作品に対する深い理解とマナーも身につけます。4年次には、その成果をもって博物館施設の館務実習に臨みます。授業の柱立ては以下の通りです。項目によっては数時間をかけて行う場合があります。 1)はじめにー博物館実習と博物館学、博物館法、授業計画。実習準備のためのガイダンス。 2)学芸員の仕事と現状―自己研鑽と社会的役割について、子ども向け活動などを含む 3)博物館施設の実際―国立博物館等の見学2回及び事前、事後の講義、レポート提出 4)資料の作成 a、一次資料と二次資料について、b、拓本―道具作りから屋内、外の拓本まで、 c、裏打、d、レプリカー粘土、石膏、ポリウレタン樹脂による、 5)展示と保管 a、展示環境、b、劣化と保存科学、c、展示施設と方法、d、カタログ、作品解説、 6)梱包と運搬 7)美術工芸品の種類及びその技法と取り扱い方 a、掛け軸、b、巻子・折本・冊子、c、額・襖・屏風、d、面、刀剣、e、金工品、 f、漆芸品、g、陶磁器、h、彫刻、i、茶道具、j、冊子の作り方、 8)教育・普及活動、その他 例えば、子ども向け講座の企画、実施など。 9)見学実習-3年次及び4年次前期に性格の異なる多様な博物館を訪れ、学芸員の解説を受けながら、 館の運営がどのようなされているのかを実地に見学します。 10)館務実習-1~2週間の日程で、博物館での実務を経験します。 ◆成 績 評 価 レポート、作品、平常点、出席数、館務実習評価、の総合点で評価します。 ◆テ キ ス ト 適宜、プリントを配布します。 ◆参 考 書 授業の中で紹介します。 ◆担当教員から一言 実習は、的確に丁寧に行なうように心がけてください。 |