白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 家庭科指導法
担 当 者 金田 利子 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 2年次に学んだ小学校専門「家庭」の内容を踏まえて、この科目では実際に小学校においてどの様に授業を創造していくかを中心に展開する。家庭科という教科の特徴を活かしたカリキュラム論を学ぶと同時に実際に授業案を立て模擬授業をこころみ、授業の具体的構想を縦実践していく力の基礎を育てる。

◆授 業 計 画
1.教科としての家庭科の特徴-家庭科はおもしろい-
2.学校教育に置ける家庭科の位置と意義
3.児童の発達と家庭科
4.学習指導要領と教科書の検討
5.上記を学び、且つ上記にとらわれずに展開された授業実践の先進例に学ぶ。
6.小学校家庭科教師(体験者)のお話を聞く
7.子どもの生活現実を捉え、家庭科の授業に展開する視点
8.生きる力を育む家庭科の授業の計画と展開
9.グループ別に構想を立て授業案を作り模擬授業の構想づくり(以下のサブ課題は「例」)
10.模擬授業の発表1-自分・身の回りの生活を見つめ、問題を見付けよう-
11.模擬授業の発表2-生活の改善に向けて自分にできることをやってみよう- 
12.模擬授業の発表3-家族・地域で共に暮らす人々と関わり、互いの理解を深めよう。
13.模擬授業の発表4-自分暮らしから世界の人々の暮らしへ
14.家庭科と総合学習
15.学生主体のシンポジウム小学校家庭科の意義と課題:
                  -児童の自己理解とこれからの生活設計の視点から-


◆成 績 評 価
 出席・模擬授業への積極的参加・提出物・期末試験などで総合的に評価する。

◆テ キ ス ト
 小学校学習指導要領・家庭及び小学校家庭科文部科学省検定済教科書(開隆堂及び東京書籍)
 日本家庭科教育学会編『家庭科はおもしろい』ドメス出版
 2年次に使用したテキスト(柳昌子・甲斐純子編著『家庭科教師の実践力』建帛社)


◆参 考 書
 日本家庭科教育学会編『衣食住・家族の学びのリニューアル』明治図書
 他、講義の中で紹介する


◆担当教員から一言
 家庭科には絶対解のない領域が多くあります。自分で考え、家庭科のおもしろさを発見し、自ら創造的な授業づくりを構想してみる意欲を歓迎します。