白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 社会科指導法 子ども発の“学び合い”を育てる
「社会科」教育実践の探求
担 当 者 小川 修一 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 子どもたちにとって、小学校「社会科」の学習とは、どんな意味と価値を持っているのだろうか? こんな学習者自身の“問い”を大事にした授業を組み立てていきたい。また、学習者自身の子ども期の「社会科」学習の体験からも、その意味と価値をも追及していきたい。
 あわせて、小学校教員としての「社会科」教育実践づくりの大切な視点を「社会科」教育実践の歴史とその課題とを結合させて実践的に学び合い、実践的力量形成の基礎を学び合う。


◆授 業 計 画
 小学校「教育課程」全体から、「社会科」教育の果たすべき「人格」形成とは? を、明らかにしつつ、学習者自身からの“問い”をベースに講義を組み立てていく。ですから、学習者自身が小学生に「なったつもり」で講義に臨み、改めて、小学校「社会科」教育の意味と価値をもより実践的・探求的に学び合っていくスタンスを堅持していただきたい。

 ① ガイダンス・初回アンケート
 ② 「社会科」教育実践歴史と課題-そのI
 ③ 「社会科」教育実践歴史と課題-そのII
 ④~⑦ 小学校「社会科」教育実践の実態と課題-小学校3年生~6年生
 ⑧ 教育課程全体構造からみた「社会科」教育の果たすべき「人格形成」とは?
 ⑨~⑪ 「社会科」教育実践を、どう創るか? 授業づくりのポイントと授業案づくり
 ⑫~⑭ 「模擬授業」
 ⑮ まとめ・集団討議・試験


◆成 績 評 価
 出席の都度 提出していただく「講義感想メモ」やレポート・試験

◆テ キ ス ト
 主としてプリントで。

◆参 考 書
 講義プリントで紹介したり、適宜 授業内でも紹介します。

◆担当教員から一言
 繰り返しますが、学習者自身が小学生に「なったつもり」で、講義に臨み、「社会科」教育のあり方と課題をリアルに学び取っていただきたい。私たちの身の周りには、社会的な“解き明かしたい問い”に溢れています。こうした“問い”に、どう向き合い、どのように探求していくのが“ほんと”の「社会科」教育なのか?! を、掴み取ってもいただきたい。