白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 子ども期の学び研究 学びの連続性と幼小の連携
担 当 者 嶋野 道弘 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 幼児期から学童期に至る子どもの学びの連続性について考察し、学びの意味と教育の役割及びあるべき姿について具体的に問題検討を行うとともに、「幼小連携」のあり方について考察する。

◆授 業 計 画
 最初に、子ども期の学びの意味と価値について考察する。次に、子どもが学び育つ具体的な事例を取上げ、これを分析・考察する中で、子どもの学びの姿の実際、豊かな学びが成立する背景や要因、学びへの支援のあり方を探る。これらを、幼児期から学童期に至る子どもの学びの連続性の観点から整理するとともに、小学校の生活科教育について理解を深め、「幼小連携」のあり方について考察する。

1 子ども期の学びの意味と価値
2 夢やあこがれをはぐくむ
3 自尊感情を大切にする
4 自発性・能動性、自立心・向上心を育てる
5 自信や意欲を育てる
6 感性や美意識を育てる
7 知的探究心・好奇心を育てる
8 自己関与意識を大切にする
9 生活の中の学び
10 遊びや体験の中の学び
11 意図的で協同的な学び
12 生活科教育の特質
13 生活科の中の学び
14 幼小連携のあり方
15 まとめ


◆成 績 評 価
 出席とレポートで評価

◆テ キ ス ト
 「子どもの心を動かす親と教師の”語りかけ”」嶋野道弘著 明治図書 本体1760円
 「幼児期から児童期への教育」国立教育研究所教育課程研究センター ひかりのくに 本体600円


◆参 考 書
 「小学校学習指導要領解説 生活編」文部省 日本文教出版 本体50円

◆担当教員から一言
 だれにも子ども時代がありました。しかし、大人になって、子ども時代を忘れかけています。本講座を通して、忘れかけている子ども時代がよみがえらせ、子どもの期の学びについて理解のある大人になってほしい。