白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 総合表現演習 子どもの創造力を育む表現舞台
~ 総合表現としての人形劇づくり~
担 当 者 八木紘一郎・杉山 貴洋 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 ★この授業は、オムニバスで前半(八木担当)、後半(杉山担当)で行う。
 ≪八木≫舞台は、子どもの創造力の実験場である。もっとも最適な環境にするにはどうしたらいいか。
この授業目的は、子どもたちを観るだけの受身な立場の観客にさせるのでもなく、見せたがり・目立ちた
がり屋の創り手側の図々しい自己満足の押し付け表現でもなく、① 一緒に舞台参加をしながら、子ども
が表現主体になり創造的想像力を引き出すことができる、② ほんとうに楽しい表現は表現者と観客とが
相互に楽しめるもの、その秘訣を捉える、その内容と方法にはどんな種類があるのか、③ 総合表現を可
能にする工夫はどこがポイントか、などを考察する演習である。舞台づくりを通して考える演習。
 ≪杉山≫マルチメディア機器を活用し、画像と音声を組み合わせ、デジタルな表現媒体を組み入れた総合的表現方法を指導する。


◆授 業 計 画
 ≪八木≫8回の授業を以下に沿って行なう。
(1)入門:企画制作プランの仕方(原作を使う方法、オリジナルプランの多様な方法)
  ★「原作」を使う場合の「舞台づくり」+「総合表現」の「深め・広げる」方法と手順
   (劇づくり+総合表現のために不可欠なコンセプトづくり)
(2)構成:どこの「オモシロサ・楽しさ」を組み立てるか(オモシロサの組織化)
(3)手順:人形づくり・役づくり・劇作り・舞台づくり・劇場づくりなど
(4)上演:対象へのアプローチ
(5)評価の仕方と課題
 ≪杉山≫
第9回 出題:使用機器と舞台の確認、制作
第10回 プレ発表リハーサル
第11回 プレ発表リハーサル
第12回 プレ発表
第13回 ビデオによる検証、発表リハーサル
第14回 発表リハーサル
第15回 発表


◆成 績 評 価
 ≪八木≫平常点
 ≪杉山≫発表と作品、授業プロセスの総合評価で判断する


◆テ キ ス ト
 特になし

◆参 考 書
 授業内で紹介する

◆担当教員から一言
 わずかな演習時間なので、有効に、多彩な挑戦をして、参加者相互の発想や表現を生かし合う努力もしてほしい。