白梅学園 授業概要(シラバス)2007
授業科目名 図画工作科指導法 自他相互の価値に気づき・表現を
育みあう美術教育の計画    
担 当 者 八木紘一郎 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 「小学校図画工作科」の科目を指導する上で必要な基本的な知識と技能について扱う。まず、「図画工作科」の科目に関する教育思想を歴史的に概観し、変遷の特質について理解し、今日の学習指導要領の内容理解を深める。具体的には、この科目の授業目標、内容、方法、評価等に期待されている考え方を理解しつつ、対象の子どもの発達を支え援助していく視点にたって、運用するための基本知識と技能を身につける学修を行う。そのために、教材準備、環境づくり、指導案作成、、鑑賞、評価、展示等について検討し、模擬授業を経て図画工作教育の課題と展望をもてるようにする。

◆授 業 計 画
1、美術教育(文化)の変遷と系譜(1回)
   世界と日本 、系譜+潮流
2、学習指導要領「図画工作科」と他の科目との関連(1回)
   限定された内容 、 生活科・総合学習・理科・社会・国語・算数などとの関連
3、視点(3回)
   ①体系からの見方(系統発達の体系・文化体系からの順序性) ②子どもからの見方(やりたいこ
   とからの順序性) ③統合した計画をすすめるにはどうするか
4、環境プランを考える(3~4回)
   ①モノ環境(どのようなモノ環境をどう整えるか) ②環境の情報・メディア化 ③プレゼン
5、具体的計画<領域別プラン>をしてみよう。(3~4回)
  (1)「えがく」活動の計画~人をテーマに~(2)「つくる」活動計画~科学・物語・遊びの造形~
  (3)「デザイン」教育プラン(4)鑑賞する力の形成プラン (3)総合的な表現計画の立案
    ★描画の発達特徴。つくる力の発達特徴( ハサミ操作・粘土などの立体造形)
     色彩感覚の発達特徴との関係
6、具体的計画<表現の総合プラン>をしてみよう。(2~3回)
   ・文学・算数・ 理科等の自然科学とのインテグレイトプラン+表現の総合化


◆成 績 評 価
 平常点

◆テ キ ス ト
 特になし

◆参 考 書
 その都度提供する

◆担当教員から一言
 子どもの主体性・個性を育む遊び性豊かな計画プランニング力の形成を目指してほしい。