白梅学園 授業概要(シラバス)2006
授業科目名 ピアヘルパー
担 当 者 林   潔 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 今日いろいろなボランテイア活動が盛んです。ボランテアには、いろいろな領域で訓練を受けた人がいるでしょう。その中でカウンセリング、心理療法の訓練を受けた人たちもだんだんふえてきました。でもその人がどういう訓練を受けているのは、まわりの人には分かりません。
 大学、短大でカウンセリング、心理学関係の単位を一定以上取得した方(すなわち一定以上の訓練を受けた方)を対象に「資格」を出そうという動きがありました。その一つがピアヘルパーです。
 ピアヘルピングは仲間同士の助け合いです。しかし、助けるつもりの行動が、かえって迷惑になってしまうとか、かえって逆効果という現実もあります。愛情や一生懸命はいいとしても、それだけではうまくいかないこともあります。
 そういうことから、カウンセリング、心理療法の考え方を基礎とした援助の方法を身につけていこうという試みです。


◆授 業 計 画
1回 カウンセリング概説(1) 前期のカウンセリング要約になります。
2回  同       (2) 前期のカウンセリングと重複するところがあります。
3回 日常の対人援助の基礎になる考え方の一つ:エリスの「論理療法」(REBT)
    2年生のカウンセリングの9回目と、一部重複するところがあります。
4回 言語的技法
5回 問題への対処法
6回 ピアヘルピングの活動領域
    学業、進路、友人、グループ関係修復、心理 
7回 心理的問題と援助の方法


◆成 績 評 価
 平常点と期末のレポートです。

◆テ キ ス ト
 日本教育カウンセラー協会編 「ピアヘルパー・ハンドブック」 図書文化

◆参 考 書
 随時紹介します

◆担当教員から一言
 講義はどうしても一方通行になりがちです。そうしないようにしましょう。
 質問歓迎です。メールも利用してください。 hayashi@shiraume.ac.jp
 なお「ピアヘルパー」は、就職に直接結びつくものではありません。