白梅学園 授業概要(シラバス)2006
授業科目名 心理学実験演習
担 当 者 倉澤 壽之・堀江まゆみ・塚崎 京子
小保方晶子・福森 崇貴・荻野 七重
開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 基礎的な心理学実験に参加し、実験者と被験者の両者を体験することを通して、実験心理学的な問題設定がどこにあり、人のどのような側面についてどのような検討を加えているのかを理解し、データに基づいて考察を進める態度を学ぶ。同時に、実験的手法、データの収集と処理法、数量化や図式化、レポートのまとめ方、などを習得する。この授業は実験演習を主とするが、一部心理テスト演習を含む。そこでは、自分自身の心理検査を行い、自己の何がどのように捕らえられるのかを考えながら、心理テストの正しい使い方、結果の正しい理解の仕方を習得する。

◆授 業 計 画
 6グループ(1グループ13~14名)に別れ、授業時間内に終了するように計画された基礎実験と心理検査を行う。
 実験あるいは心理検査は、担当教員からその目的、方法について説明を受けた後、実験者あるいは被験者となって実験や検査を行い、データを作る。 その後、担当教員からデータの処理法、考察の要点、検査診断と解釈の方法等、レポートの作成に必要な要点についての説明を受け、次回の実験の前日までに各自レポートを作成し、提出する。

 演習のテーマ(予定 変更の可能性あり) 15週で行う。( )内の数字は週数を示す。
 導入実験(4):ミューラー・リャーの錯視 2点閾の測定 
 実  験(5):鏡映描写 大きさの恒常性 情報の伝達と変容 対連合学習 短期記憶
 心理テスト(1):エゴグラム・向性検査
 オリエンテーション(1):講評(2):オリゼミにおけるグループ活動(2)
 クラス別け、実験日程、実験室・教室等は、授業の第1回の時にプリントを配布し、説明する。
 実験の間に、提出したレポートの講評が行われる。
 なお、この授業には、1泊2日のオリエンテーション・セミナーが含まれる。このオリゼミでも授業時と同一のグループでグループ活動を行う。オリゼミは2日を2週として扱う。


◆成 績 評 価
 期末試験は行わない。出席状況と平常時に提出する全レポートの点に基づいて評価をする。

◆テ キ ス ト
 「実験演習の手引き」と、テーマ毎に実験あるいはテストの方法とデータの整理方法などをまとめたプリントを配布する。

◆参 考 書
 実験あるいは心理テストに応じて、担当教員より指示される。

◆担当教員から一言
 遅刻・欠席、レポートの未提出は厳しいマイナスの評価を受けます。堅実な授業態度が望まれます。