白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 リハビリテーション論  
担 当 者 望月 彬也 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 リハビリテーションと言うと、骨折をしてギプス固定をした後、動きのわるくなった関節を、できる限りもとの状態に戻すために病院などで行われる「機能回復訓練」と考えることが多いのではないでしょうか。しかし、リハビリテーションの言葉のもつ意味はもっと広義なものです。
 リハビリテーションは、介護保険の前置主義として位置づけられ、介護予防、生活支援のために極めて重要な役割をもっています。具体的には、発症後の急性期のリハビリテーションから、回復期リハビリテーション病棟でのチームアプローチによる自立生活に向かっての集中的なリハビリテーション、そして、地域における在宅での維持的リハビリテーションサービスと色々な側面を持っています。
 介護を必要としても高齢者や障害のある人々が住みなれた地域でいきいきと、より高いQOL(生活の質)を目指して、安心して住みつづけることができるようにすることが、リハビリテーションの究極の目的であることが理解できればと思います。


◆授 業 計 画
リハビリテーション論のテキストに沿って授業を進めます。
1)リハビリテーションの理念と障害
2)現代社会とリハビリテーション
3)リハビリテーションのサービス体系
4)高齢化による機能障害
5)身体障害
6)知的障害
7)精神障害
8)発達障害
9)地域リハビリテーションの意義
10)リハビリテーションと介護


◆成 績 評 価
 出席と筆記テストで評価

◆テ キ ス ト
 リハビリテーション論(中央法規)

◆参 考 書
 

◆担当教員から一言