白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 ホスピスケア概論  
担 当 者 梅田 嘉子 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 ホスピスにおける援助(ケア)のあり方を学びながら、「生と死」や「よりよくいきる」等考えてみる。

◆授 業 計 画
 ホスピスとはなにか、ホスピスの理念、わが国の現状をまず知る。
 わが国における終末期医療実情、がんの病名告知、死にゆく人々の心理過程、疼痛緩和、死の意味などを学び、ホスピススタッフの役割・治療とそのケアとは。
 終末におられる患者さんと家族の気持ちにそう援助(ケア)を知る。
 さらに地域<在宅>でのサポート体制や専門ボランティアの教育とは。
 死の準備教育まで広く考えましょう。

1.いのちとは
2.ホスピスとは
 1)ホスピスの歴史、定義<理念>
 2)わが国の現状
3.終末期医療の現状
 1)わが国におけるがんの病名告知
4.死の意味するもの
 1)死とはなにか
 2)死の判定
 3)人称別の死
5.ホスピスにおける治療
 1)言葉の定義
 2)ターミナルステージ
 3)死にゆく過程のチャート
 4)疼痛緩和
 5)音楽療法
6.ホスピスケア
 1)ホスピスケアスタッフとその役割
 2)緩和ケア
 3)ホスピスでの過ごしかたの援助
 4)家族の気持ちとケア
 5)コミュニケ-ションのとり方
 6)精神的ケア
7.地域(在宅)におけるホスピスケア
8.死の準備教育
 1)尊厳死・安楽死とは
 2)死の準備教育とは


◆成 績 評 価
 出席とレポート及び授業態度で評価します。

◆テ キ ス ト
 授業はプリントやVTRで行います。
 谷・錦織共著 『最新ホスピスQ&A100』 東京書籍


◆参 考 書
 柏木 哲夫著 『死を看取る医学』 NHK出版
 日野原 重明著『よく生きる』 日本工業新聞社


◆担当教員から一言
 講義中に他者の場合と自分ならどうするのか…考えましょう。
 自己の死生観を確立する一助にしましょう。