白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 医学一般III  
担 当 者 早川 明子 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 介護福祉士として知っておかねばならない日本の医療システムの現状や医療法制度の理解をめざす。
 更に,医療・福祉の現場で必要とされる知識を習得し,「福祉の意味を正しく理解し,実践できる介護福祉士」になる事を目標にします。


◆授 業 計 画
1,1)健康の概念と我が国の健康水準(人口統計,疾病と受療状況)
  2)公衆衛生の動向(医療保障制度,医療関係者・医療施設の現状)
  3)保険医療対策の現状(健康増進対策,地域保険対策,保険医療対策)
2,医事法制と医療機関の連携
  1)医療法
  2)医師法
  3)保健婦助産婦看護婦法
3,医療福祉現場での実際
  1)カルテ,医療情報提供書の読み方
  2)薬(処方箋)の中身の調べ方と重要な薬の副作用
  3)主な検査データの読み方と意義(血算,生化,尿)
  4)入所者の全身状態の把握の仕方
  5)入所者の緊急状態の把握の仕方と緊急処置
4,介護士自身の健康管理法
  1)健康の原則
  2)健康増進と生活習慣病などの疾病予防法
  3)介護士が職務上発生しやすい疾患とその予防法(腰痛症など)


◆成 績 評 価
 出席点とレポート・筆記試験

◆テ キ ス ト
 新版介護福祉養成講座 9 『医学一般』(中央法規)

◆参 考 書
 授業の中で紹介します。

◆担当教員から一言
 介護福祉士は介護サービスを提供する職種であるが,福祉分野のみならず,他分野との連携,特に医療分野との連携は欠かせない。このため,医療関連職と共通の認識を持つ必要がある。さらに共に働く仲間として相互協力する立場になることを踏まえ講義に臨んで頂きたい。