白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 形態別介護技術Ⅴ(聴覚障害)  
担 当 者 奥田 啓子 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
1.聴覚・言語障害に関する医学的基礎知識を習得する。
2.手話等、音声言語に代わる聴覚・言語障害者のコミュニケーション方法を理解し習得をめざす。
3.聴覚・言語障害に対応する福祉制度・福祉機器の活用について学ぶとともに、聴覚・言語障害者の生活・心理に配慮した介護のあり方について考える。
4.ろう重複障害者に対する援助・介護について考える。


◆授 業 計 画
毎回の講義は、基礎的な手話実技の習得と平行させながら進めていく。
*講義内容
1.聴覚・言語障害者の日常生活とコミュニケーション方法
2.聞こえのしくみ
3.聴覚障害の原因と難聴の分類
4.人工内耳について
5.残存感覚機能を活用するための福祉機器
6.聴覚障害者と社会生活・・・バリアフリーについて考える
7.社会・文化的視点からの障害者理解
8.ろう重複障害者・高齢ろう者の生活(ビデオ教材を使用)
9.言語障害について
10.多様な聴覚・言語障害者の状況に配慮した介護のあり方について考える。

*手話実技
1.手話の基礎単語の習得
2.指文字・数字の表現
3.自己紹介の表現
4.疑問文と簡単な日常会話
5.介護場面で想定される会話の表現練習


◆成 績 評 価
 平常点(出席状況・手話実技等)と筆記試験によって評価する。

◆テ キ ス ト
 『手にことばを』(初級用)  東京都聴覚障害者連盟 発行

◆参 考 書
 講義の中で随時紹介する。

◆担当教員から一言
 講義では、聴覚障害児・者に関連する最新の情報にもふれていきます。聴覚障害に関連する新聞記事等に敏感になって欲しいと思っています。