白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 卒業研究 |   | |
担 当 者 | 堀江まゆみ | 開講時期 | 後期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 後期では、前期でまとめた先行研究や当事者のおける課題をもとに、個々人が論文をまとめる作業を進める。 実際には、 (1) 質問紙調査研究 (2) 聞き取り調査研究 (3) 実践研究 のいずれか、あるいは他の手法でまとめる。 研究の成果は、「卒業研究発表会」において報告するが、この際のプレゼンテーション方法についても、各自研究的工夫を行うものとする。 ◆授 業 計 画 ◆こどもの「いじめ」に関する研究 小学生や中学生のいじめ問題があとをたちません。仲間はずれになったり、不登校になってしまったり、あるいは自殺という悲しい結果も少なくありません。最近のいじめは、いじる側がいつの間にかいじめられる側になってしまうこと。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。 いじめがどうして起こるのか、いじめの現象を親や教員はどうとらえているのか、いじめられ心理的な葛藤にある子どもに対してどのような支援がありうるのか、あるいは、こどものいじめ/虐待が起こらないための「予防的なアプローチやワークショップ」にはどのようなものがあるのか、実際にロールプレイ(演じながら進める学習)などを体験しながら考えていきましょう。 ◆自閉症や軽度発達障害の支援に関する研究 人とコミュニケーションをとるのが苦手な障害として自閉症があげられますが、最近は知的な障害がなく人とコミュニケーションをとることができる自閉症の方のこともかなりわかってきました。 本テーマでは、学習障害も含めて比較的障害が「軽度」な発達障害のある方たちについて考えていきます。 特に、彼らに直接関わりながら彼らのわかりにくい障害の特徴を理解します。また、障害に気づいた時の親の思いや、地域で暮らすために求められる教育や福祉の支援のあり方についても、親御さんたちと関わりながら考えていきましょう。 このテーマを進めるために、近隣の親の会や本人向けのレクや遊びの会に適宜参加します。 ◆成 績 評 価 出席とレポートで評価 ◆テ キ ス ト 授業の中で指定します ◆参 考 書   ◆担当教員から一言   |