白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 ピアヘルパー  
担 当 者 林   潔 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 いろいろなボランテイアの活動が盛んになってきています。そしてさまざまな人たちが活動 に参加しています。またそこには、いろいろな領域で訓練を受けた人がいるでしょう。カウンセリング、心理療法の訓練を受けた人たちもだんだんふえてきました。でもそういうことは、まわりからは分かりません。
 大学、短大でカウンセリング、心理学関係の単位を一定以上取得した方(すなわち一定以上の訓練を受けた方)を対象に「資格」を出そうということから出てきたのがピアヘルパーです。
 ピアヘルピングは仲間同士の助け合いと言うことになります。しかし、助けるつもりの行動が、がえって迷惑になるとか、逆効果になってしまうということも現実にはあります。愛情や熱意はいいとしても、それだけではうまくいかないこともあります。
 そういうことから、カウンセリング、心理療法の考え方を基礎とした援助の方法を身につけることが意味があります。


◆授 業 計 画
 半期の2分の1の授業です。
 以下のような内容になります。
 援助活動に、カウンセリングの方法をどのように適用するかということが内容になります。

 1回 カウンセリング概説(1)
 2回  同       (2)
 3回 基礎になる考え方
     エリスの「論理療法」(REBT)
     なおこれは、2年生のカウンセリングの12回目と内容は重複します。
 4回 言語的技法
 5回 問題への対処法
 6回 ピアヘルピングの活動領域
     学業、進路、友人、グループ関係修復、心理 
 7回 心理的問題と援助の方法


◆成 績 評 価
 平常点と期末のレポートです。

◆テ キ ス ト
 日本教育カウンセラー協会編 「ピアヘルパー・ハンドブック」 図書文化

◆参 考 書
 随時紹介します

◆担当教員から一言
 講義はどうしても一方通行になりがちです。そうしたくないですね。
 質問歓迎です。メールも利用してください。 hayashi@shiraume.ac.jp
 なお「ピアヘルパー」は、就職に直接結びつくものではありません。