白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 認知心理学  
担 当 者 荻野 七重 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 思考および記憶に関する多くの実験的研究を通して明らかにされた事実や理論を紹介する。
 思考については、特にことば、概念の獲得、推理の発達的変化の過程を見ていく。また、記憶については、記憶の過程、記銘する材料、時間的要因、記憶術、個人の持っている知識と記憶の関係(記憶変容)等を考える。


◆授 業 計 画
1.問題解決と推理
    問題解決過程にたいする3つの異なるアプローチ
    認知の発達と推理(J.P.ピアジェ)
    演繹的推理と機能的推理
    創造性(集中的思考と分散的思考)    テキスト 5章
2.概念過程と言語の獲得
    概念の構造と概念学習
    言語の獲得と思考            テキスト 6章
3.記憶と忘却
    記憶とは何か
    記憶の研究法 (記銘材料と測定法)
    短期記憶と長期記憶
    忘却
    記憶術                 テキスト 7章
4.有意味材料の記憶
    エピソード記憶と意味記憶
    記憶の変容               テキスト 8章


◆成 績 評 価
 筆記試験 ノート等の持込不可

◆テ キ ス ト
 「学習心理学」行動と認知  山内・春木編著 (サイエンス社)
 これは、「学習心理学」の教科書と同じものです。


◆参 考 書
 「ヒルガードの心理学」(8・9章)内田監訳 ブレーン出版

◆担当教員から一言
 私たちの頭の中がどうなっているのかを考えていきます。