白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 行動分析 |   | |
担 当 者 | 金子 尚弘 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 私たちの身近な生活場面でのさまざまな行動の学習や、問題行動の除去などの方法を学びます。この授業で行動分析を学ぶことにより、自分自身の行動を見つめ直したり、他人の行動をより深く理解することができるようになるでしょう。また、学習の遅れや問題行動がある子供や青少年の行動を修正する方法についても学びます。 ◆授 業 計 画 1、行動変容の基礎 オペラント条件づけと行動分析の考え方 2、新しい行動の獲得 オペラント条件づけの応用分野と応用の方法 3、問題行動の除去 問題行動の現れ方と修正、除去の方法 4、行動目標の立て方 さまざまなレベルの目標と行動目標 5、行動の獲得と環境のコントロール 行動の獲得に必要な環境の人為的な操作方法について 6、グループの行動分析 集団を対象とした行動修正の方法について 7、ケーススタディの基本 さまざまなケースを考える 8、一事例の行動分析実験 ベースラインと介入から、行動修正プログラムの効果を確認することを理解する 9、データの記述方法と解釈 行動修正の方法の信頼性の検証することについて 10、行動の連鎖 日常の行動が条件付けの連鎖となっていることを理解する 11、獲得した行動と般化 獲得した行動があらゆる場所で現れるようにするために必要な知識と問題点について 12、発達障害と発達援助 自閉症児など発達に遅れや問題行動がある児童の援助方法 13、自分の行動の管理 行動分析の方法を自分の行動の管理に応用する方法について ◆成 績 評 価 平常授業期間中に実施するペーパーテストと適宜行う小テストによって評価する。 ◆テ キ ス ト 「最後まで読める心理学」金子尚弘、神田信彦、倉澤寿之共著 ブレーン出版 ◆参 考 書   ◆担当教員から一言 行動分析は、心理学の基本的な考え方です。この考え方をしっかりと身につけましょう。 |