白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 卒業研究プレゼミ |   | |
担 当 者 | 倉澤 寿之 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 1 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 後期の「卒業研究」に向けて、基礎的な情報収集を行い、それらをまとめて発表し合う、いわゆるゼミ活動を行います。既に行われた研究の成果や公表されているデータをまず集め、自分なりの視点から眺めてみることができるようにしたいと思います。 ◆授 業 計 画 今年は次の2つのテーマでグループ別に研究活動を行います。 「言い訳の信憑性に関する研究」 何かまずいことをしてしまったとき、その理由を説明する必要があり、言い訳と呼ばれます。言い訳にあげた理由が真実であるかどうかは別にして、「それなら仕方ない」と思わせる「有効な言い訳」もあれば、「嘘に違いない」と思われてしまう「下手な言い訳」もあります。これらはどこで違ってくるのでしょう。 言い訳の有効性をさぐることで、人のコミュニケーションでやり取りされる情報の信憑性の源を探してみようと思います。 「『恥』についての研究」 いろいろな場面で「恥ずかしい」と思うことがあります。自分で失敗したときはもちろんですが、ほめられても恥ずかしいと思うこともありますし、他の人の失敗を見たときにも同じような感情を覚えることがあります。この「恥」の意識がどういったところから生じるのかについて調べてみようと思います。恥ずかしさを覚える場面を集めて分類したり、世代ごとの違いを調べたり、相手との関係によって恥の感覚がどのように異なるか調べたり、などといろいろな研究プロジェクトが考えられます。 ◆成 績 評 価 個人で発表する機会が何回かありますので、その際の発表の様子、及び他の人の発表に対する反応や討論への参加の度合を見ます。また、期末にまとめのレポートを課します。それらを総合的に評価します。 ◆テ キ ス ト 特に指定しません。 ◆参 考 書 特に指定しません。 ◆担当教員から一言 心理学科の「プレゼミ」「卒業研究」はグループ活動として研究が進められます。そのため、グループ内での協同が重要です。活発な議論を戦わせつつも、仲よく進められるといいと思います。 |