白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 卒業研究プレゼミ  
担 当 者 荻野 七重 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 心理学科での学習のまとめとして、グループ別の課題に取り組み、一つの研究を完成することを目指します。課題としては、記憶の問題をとりあげます。プレゼミはその前半の課程として、基礎知識の学習を目的として授業を行います。

◆授 業 計 画
 この授業は、後期の卒業研究につながります。

 1年生後期の「認知心理学」で、記憶についていろいろな実験や理論を見てきました。

 前期の「卒業研究プレゼミ」では、記憶についての基礎をもう一度勉強しなおし、その上で、授業ではほとんど触れなかった「記憶と感情」についての学習会をします。

 学習会は文献研究が中心です。記憶と感情の関わりを取り上げた論文を、メンバーで分担して講読します。これらの文献を通して、記憶に感情がどう関わるのか、それを検討するためにどのような実験的研究が行われてきたか、実験はどんな結果を示しているのか、さらに、記憶と感情の関係についてどのような理論があるのかを学びます。

 これらの知識を得た上で、自分たちなりに実験を考えて行ってみるのは面白いと思います。それを後期の「卒業研究」の課題とします。


◆成 績 評 価
 平常点と期末に提出するレポートで評価します。

◆テ キ ス ト
 

◆参 考 書
 授業の中で示します。

◆担当教員から一言
 昨年度、やはり「記憶と感情」を中心において授業を構成しました。卒業研究発表会のなかの二つの研究、「快エピソード・不快エピソード」の研究と「目撃者の記憶」の研究はこうして選ばれたテーマです。