白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 心理統計I  
担 当 者 日向野智子 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 心理学において統計学を利用する意義を理解し、心理学の実験や調査に必要な統計学の基礎を学習します。まず、データの特性に応じて情報を取りまとめ、集約する方法である記述統計法を学びます。また、関数電卓による統計値の求め方も習得します。

◆授 業 計 画
テキストの1~6章を順に学びます。
1. 授業の進め方と心理学における統計利用の意味、関数電卓の使い方
2. 統計法と測定値
3. 度数分布と統計図表
4. 度数分布図と統計図表の書き方
5. 中心傾向の測度
6. 得点の散布度
7. 正規分布と相対的位置
8. 直線相関と直線回帰

 授業では関数電卓を使用します。使用する電卓の機種は学科で指定し、生協で販売します。関数電卓を持っている場合は同じものを購入しなくても構いませんが、操作の都合上、指定の電卓を用意することをお薦めします。


◆成 績 評 価
 授業内の小テストと定期試験、出席状況により、総合的に評価します。

◆テ キ ス ト
 「心理・教育のための統計法〈第2版〉」 山内光哉著 サイエンス社
 毎回プリントを配布します。


◆参 考 書
 「よくわかる心理統計」 山田剛史・村井潤一郎 ミネルヴァ書房
 「すぐわかる統計解析」 石村貞夫 東京図書


◆担当教員から一言
 なぜ心理学に統計が必要なのか。心を数値に置き換え、客観的に捉える方法について、身近で日常的なものを例題にしながら学びます。