白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 論文の読み方  
担 当 者 佐久間路子 開講時期 後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 文献(専門書や学術論文)を読むことは、心理学の研究を進めていく上で基本的なことではあるが、十分に読みこなすためには、論文の形式や専門用語をしっかりと理解する必要がある。そこでこの授業では、前半は研究論文の読み方について解説し、後半では実際に学術論文を読んで、授業内で報告し、論文の読み方を具体的に学ぶ。あわせて、編入試験に対応できるような、知識や読解力を身につけることを目指す。

◆授 業 計 画
<第1~3回> 講義
 心理学の各分野に関する説明、心理学の研究法や論文の構成などの観点から論文の読み方に関する解説をする。

<第4回以降>グループ発表
 グループに分かれて、実際に学術論文を読み、レジメにまとめて授業内で報告する。さまざまな学術論文にふれることで、心理学全般に関する専門用語やキーワードを理解する。
(授業で扱う学術論文の例)
   青年期における友人関係
   中学生におけるいじめの問題
   忘れ物を防ぐためには
   女子青年における痩身願望について
   幼児のことば遊びの発達
 その他、履修者の希望によって様々なテーマを取り入れる予定

さらに2,3回に1度は、実際に編入問題を解き、解答を解説することを通じて、より幅広い知識を学ぶ。


◆成 績 評 価
 出席状況、グループ発表などをもとに総合的に評価する

◆テ キ ス ト
 資料を配布する

◆参 考 書
 授業中に適宜指示する

◆担当教員から一言
 卒業研究に取りかかる前に、論文の読み方を学んでおくと、これまで心理学で行われてきた研究を整理する上で非常に役立ちます。様々な論文に触れ、自分の興味を広げていきましょう。