白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 家政学概論 |   | |
担 当 者 | 林 薫、大高真紀子、引地 和枝 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 《林》高齢者や障がいのある場合など、その内容に適した食事支援を行ないます。 その為、「家政学概論」では食事支援を行なうために基礎となる家政学(栄養学、調理学、その他)の理論を学ぶことを目的にとしています。また学生自身が食生活の重要性を理解し、望ましい生活・食生活環境の中で、対象者の食べる力を最大限に支援できるように、実践力をつけて頂きたいと考えています。 《大高》私たちの日常生活の拠り所である住居についての基本的な知識を習得することを目的とする。さらに、高齢者や障害者にとって住みやすい住居とはどうあるべきなのか、福祉住環境整備という視点から理解を深めていく。 《引地》私たちの生活基盤の一つをなす被服は身を外面から守る分野である必要基礎学習知識の概説とし、介護者と高齢者、障害者の衣料について実践の場で役立つ研究学習をする。 ◆授 業 計 画 《林》 (1)オリエンテーション (2)栄養学の基礎知識 (3)食品衛生の基礎知識 (4)調理学の基礎知識 (5)高齢者の基礎知識 (6)障がいのある場合の食生活 《大高》10回の授業を予定し、うち6回を住居についての基本的な知識の習得に当て、4回を福祉住環境整備に関る知識の習得に当てる。授業の概要は以下の通り。 1回:住まいの役割と機能 2回:生活行動と生活空間 3回:住まいの計画・図面の読み方 4回:住まいの室内環境 5回:住まいの管理と安全 6回:住宅の構法・関連法規 7回:高齢者・障害者の住まい-(1) 老化現象と設計上の配慮 8回:高齢者・障害者の住まい-(2) 車椅子使用時の動作寸法と空間 9回:高齢者・障害者の住まい-(3) 住宅改修の事例検討 10回:高齢者・障害者の住まい-(4) 高齢期の居住形態 《引地》 1.被服の機能 2.体型による被服型態の変化 3.被服デザインの構成及び着脱の研究 4.被服の材料(原料)繊維、織物、加工 5.被服の保健、衛生、管理 6.色彩による被服の変化と心理 7.被服は人を表現する(レポート) ◆成 績 評 価 《林》出席日数・講義への取り組み、課題レポートで評価します 《大高》出席・授業への取り組み、レポート課題、小テスト等により、総合的に評価する。 《引地》レポート、出席 ◆テ キ ス ト 介護福祉士養成講座(8) 「家政学概論」 中央法規出版 ◆参 考 書 《林》参考書は講義の中で紹介します 《大高》 後藤久 他 「基礎シリーズ 住居学入門」 実教出版 阿部祥子著 「高齢時の住まい」 一橋出版 大野隆司他 「福祉住環境」 市ヶ谷出版社 ◆担当教員から一言 《林》家政学概論は栄養学・住居学・被服学を軸に学びます。 これは高齢者や障がいのある人々が日々を楽しみ、自分らしく生活できるための環境を構成する一員として、また介助者として必要な基礎知識と技能を身につけるためです。 一方向からだけの視点ではなく、様々な視点から、望ましい環境設定について学んで頂きたいと考えています。 《大高》住まいを様々な角度から考えることで、住生活についての理解を深めてください。高齢者や障害をもつ人々にとって、住まいとはどうあるべきか、日常生活を点検しながら考えていきましょう。 |