白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | レクリエーション活動援助法 |   | |
担 当 者 | 薗田 碩哉、高橋 紀子 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 1 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 介護サービスの究極の目的は、援助の対象となる人々がいきいきと生きがいを感じながら生きることができるように、生活全体を活性化することである。その中でレクリエーションは「日常的な楽しさづくり」を推進する援助として重要な意味を持っている。この授業では、これからの社会福祉サービスにおけるレクリエーションの意味と価値を明らかにするとともに、レクリエーション活動援助の基本的方法と援助者の果たすべき役割について体験学習を織り交ぜながら追求する。 ◆授 業 計 画 1)出会いの時間・・よりよく知り合うために 人と人との出会いの喜びを体験し、コミュニケーションを深めるレクリエーションの実際を体験する。 2)レクリエーションとは何か レクリエーションのイメージの点検から始めて、レクリエーションという概念がなぜ生まれてきたか、現代の社会でレクリエーションの持つ積極的な意義を検討する。 3)レクリエーションと社会福祉 これからの福祉サービスのあり方を考え、その中でレクリエーション活動への援助がどんな役割を持っているか考える。ビデオ視聴を素材に、小グループでの論議を行う。 4)レクリエーションの利用者と援助者 レクリエーションの利用者こそが主体者でなければならないことを踏まえて、個別的なレクリエーション援助とグループを介したレクリエーション援助について援助者が身につけるべきコミュニケーション技術や人間関係能力を検討する。 5)レクリエーション援助の計画づくり レクリエーション援助は利用者のニーズを捉えるところから始まり、アセスメント-企画-実施-評価のプロセスを踏んで行われることが望まれる。その進め方を具体的な事例に即して検討する。 6)福祉現場のレクリエーションの現状と課題 学期途中で行われる実習を利用して現場のレクリエーションを観察、取材し、それをもとに今後のレク・サービスの課題を考える。 7)ケーススタディ 高齢者・障害者のレクリエーションの事例を取り上げ、それが持つ可能性、援助を行う上での問題点、ふさわしいレクリエーションの素材研究を行う。 8)「レクリエーション財」の体験 レクリエーションは多様な素材とプログラム(レクリエーション財)を含んでいる。それらを整理し、代表的なものを体験して身につける。 9)パーティ実習 遊びの精神を生かし、一人一人が主人公であるような楽しいパーティを企画し、みんなで役割を分担して実施し、ビデオの記録を撮って振り返りを行う。 *授業は必ずしもこの順序ではない。理論面(薗田)と実践面(高橋)を交互に行う。 ◆成 績 評 価 授業時に書く感想やワークシートと最後の総括レポートの出来ばえを総合して評価する。 ◆テ キ ス ト 介護福祉士養成講座6『レクリエーション活動援助法』(第2版)中央法規 ◆参 考 書 一番が瀬康子・薗田碩哉編著『余暇と遊びの福祉文化』 ◆担当教員から一言   |