白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 ゼミナールII  
担 当 者 久保木寿子 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 絵本・アニメ作品の分析を通じて、自然・動物と人間、特に子どもとの関わりを見ていく。
 子どもにとって自然、取りわけ「動物絵本」はどのような意味を持つのだろうか。
 保育現場と関わらせて考えてみたい。


◆授 業 計 画
(1) 1年次の学習を踏まえ、日本の昔話と西欧のそれの違いを確認し、その背景となる自然観・文明観の違いを理解する。
(2) 子どもにとって最も身近な自然である「動物」を、現代の「絵本」はどのように描いているのだろうか。
  動物絵本・宮崎駿の作品などを通じて、人間(子ども)と自然(動物)の関わりが、絵本やアニメ作品として
  どのように形象されているかを見ていく。
  個別に図書館の絵本を、調査。分析、整理。
  昔話絵本の動物との違いについて、考える。
(3) 「動物絵本」は子どもにとって、どんな意味を持つのだろうか。
  保育現場と関わらせて考えていきたい。
  観察・調査。分析、整理。
(4) 絵本制作。
  制作を通じて、あるべき動物と子どもの関係について考える。


◆成 績 評 価
 ゼミ活動への積極的な参加。調査・発表・レポートなど。

◆テ キ ス ト
 小澤俊夫『昔話のコスモロジー』、配布プリント。

◆参 考 書
 矢野智司『動物絵本をめぐる冒険』・神立幸子『二十世紀の絵本の表現』ほか。

◆担当教員から一言