白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 ゼミナールII  
担 当 者 村田  務 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
1 保育活動における健康問題について理解を深めるとともに,それらの健康問題を解決するための効果的な方法について,文献研究や質問紙調査等を通して習得する。
2 子どもの健康を守り育てるために必要な保健指導の方法について理解するとともに,健康保育の問題について研究するための方法を身につける。


◆授 業 計 画
 「今日,子どもや保育者には,どのような健康問題があるのか」「それらの問題を解決するためには,どうすればよいのか」について,より具体的,実践的に学ぶ。まず(1)関心ある健康問題についてレポートしたり意見を出し合いながら,子どもや保育者の健康問題について概括する。次に(2)これらの健康問題の原因について明らかにしたり解決するための方法について研究論文を検討しながら理解する。そして(3)文献研究で不明であったことや疑問に思ったことについて質問紙調査をしたり実験などをして体験的に明らかにする。最後に(4)一連の学習や研究の成果をもとに,テーマとした健康問題の解決策について考察するとともに,子どもへの指導法について検討して教材を作成する。

1,今日の健康問題を理解する ―個人レポートの発表-       第1回~第5回
2,健康学研究の方法を知る  -研究論文の講読と検討-      第6回~第10回
3,ゼミ研究の共通テーマを決める                 第11回~第14回
 〔過去のゼミテーマ〕
 ・乳幼児のアトピー性皮膚炎の状況と対策
 ・保育者のエイズへの意識と対応
 ・保育者のストレス状態とその背景
 ・小児肥満の問題と健康的なダイエット法
 ・ダイオキシン問題の背景と母乳育児への影響
 ・主として厚底靴に焦点をあてた足の健康問題とケア法,対処法
 ・健康的な食育と楽しい食事援助の方法
4,研究テーマに関する事項について文献研究する          第15回~第19回
5,文献研究で不明な事項について質問紙調査や実験等を実施する   第20回~第23回
6,課題とした健康問題の解決策を考える              第24回~第26回
7,課題とした健康問題に関わる指導教材をつくり,模擬指導をする  第27回~第30回


◆成 績 評 価
 研究レポートや集団討議への活動意欲と努力

◆テ キ ス ト
 特に指定しない

◆参 考 書
 学術雑誌:「小児保健研究」,「学校保健研究」,「健康教室」,「保健の科学」,「チャイルドヘルス」,「保育と保健」等

◆担当教員から一言