白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 ゼミナールII  
担 当 者 民秋  言 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 保育の中の年中行事 私たちの生活には、さまざまな年中行事があります。それは、さかんに行うものもありますが、あまりさかんでないものもあります。社会全体からみるとさかんに行われているものもありますが、自分とってはあまり意味のないものもあります。日本に伝統的なものもありますが、わりに近いときに外国から入ってきたものもあります。いずれにしても、私たちの生活の節目の役割をもっています。
 こうした年中行事は保育のなかにもみられ、そして保育の節目の役割を果たしています。
 本ゼミナールでは、この年中行事を4月から順次に取り上げ、その意味を考え、保育カリキュラムを組み立てる勉強をします。


◆授 業 計 画
(1)年中行事は私たちの生活のなかで、どのような位置を占めているかを考える。
1年間12ヶ月あるいは春・夏・秋・冬の四季ごとにさまざまな年中行事がみられる。私たちの生活は、従来は、この年中行事によってリズムが保たれていた。今日の生活では、どのような位置を占め、役割を果たしているのか考える。
(2)年中行事にはさまざまなものがあることを理解する。
年中行事に、ともすれば歴史的に古いものと思われがちである。しかし、その内容を検討するとさまざまなものがあることに気付く。宗教に関するもの、ヨーロッパからの伝来のもの、政治的ないみをもつもの、実生活に直ちにつながるものなど、いろいろなポイントから整理できる。
(3)今日の生活で、直に影響をうけている年中行事をとりあげ、その意味をしっかりとまとめてみる。
(4)保育の中に導入すべき年中行事のいみを検討する。
いまの保育には多くのそしてさまざまな年中行事が組み込まれている。それぞれにはどのようないみがあるのか、その検討をしっかりしたうえで、保育の中に導入すべきものはどれか、を考えてみる。
(5)保育カリキュラムの中に位置づく年中行事のあり方を考える。
保育の中の年中行事は、そのカリキュラムとの関連で、捉えてみる必要がある。カリキュラムの流れに無理なく組み込まれていることが大切だからである。


◆成 績 評 価
 平常授業の成績による

◆テ キ ス ト
 萌文書林『子どもに伝えたい年中行事・記念日』萌文書林編
 萌文書林『幼稚園・保育所での研究の進め方と実例』民秋言編著


◆参 考 書
 

◆担当教員から一言