白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | ゼミナールII | 保育における世代間交流の意義 | |
担 当 者 | 金田 利子 | 開講時期 | 前後期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 世代間交流の相互発達的意義について実践的に活動に参加しつつ理解することを通して、今後保育者として園内外における子育ち支援の確かな力量(専門性・共同性と企画力)を養う。 ◆授 業 計 画 1年次において生涯発達の理論的学習と老若男女の共発達の課題について「白梅」の子育て広場「世代間交流広場」の実践を関わらせて学んできた。2年次においては、引き続き「世代間交流の広場」をつづけ、その効果のアセスメントを行うと共に、全国的な先進実践例の調査を行い、諸外国の文献や視聴覚資料にもあたる。そしてそこから子育てに展望のもてる地域づくりについて、社会的保育機関における間接的な家族援助のあり方とも関わらせて考察する。 I 学びつつ広場を年に5回ほど実践する。1回の広場のために3回ずつの準備及び総括のゼミナールをもつ。前回の総括・新たな仮説→学習・広場の計画→実践 計15回 II 地元小平市における小学校の世代間「ふれあい実践」に継続的に参加し効果を捉える。 (サブゼミとして活動しその報告をゼミ時間の中で行う) III 全国的先進実践例地域への探訪。学習・計画・実践として5回分のゼミナール時間をとる。 IV 諸外国の資料にあたり、VTRの視聴・討論。関係のシンポジウム参加など3回分をとる。 Ⅴ 地域の次世代育成行動計画における世代間交流の位置づけについて 自治体の資料にあたり、地元小平市及び先進自治体を訪ねる。3回分をとる。 VI まとめ インターカレッジ的に他の大学のこうした研究をしているグループとの討論の場を持つ (準備を含めて2回)。最後のゼミ発表に向けての準備活動として2回分とる。計30回 ◆成 績 評 価 ゼミナールへの参加姿勢。自らの手足・頭を働かせて、共同の課題への参加(プロセスととまとめ)の状況により、総合的に評価する。 ◆テ キ ス ト 金田利子『生活主体発達論』三学出版(昨年度からの継続)、 ◆参 考 書 『新しい自治体の設計シリーズ』(有斐閣)全6冊より。その他の研究誌等必要に応じて紹介する。 ◆担当教員から一言 問題意識を常に持つこと、そして大学で学んだ様々な科目を共通のテーマの中に浸透させて考えていく手法を学ぶことへの意欲を期待しています。 |