白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 養護内容 児童福祉施設での子どもの姿と援助のあり方
担 当 者 園  武友 開講時期 後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
1.児童福祉施設で生活する子どもの事例を通して、子どもの生活への具体的な援助を理解させる。
2.子どもの事例を通して、社会的養護の理念を理解させる。
3.演習をとおして、子どもの抱える課題・児童生活支援計画および方法を考察し、援助者としての実践的方法を理解する。


◆授 業 計 画
1.児童養護の理念
(1)子どもの最善の利益
(2)生存と発達の保障
(3)子どもの権利と権利養護
2.児童福祉施設で生活する子どもたち
(1)親の状況から家庭で生活できない子どもたち
(2)環境から逸脱行動を起こした子どもたち
(3)心身に障害を持つ子どもたち
(4)虐待を受けた子どもたち
3.児童福祉施設における援助
(1)児童の日常生活の実際と生活支援目標および施設職員の視点
(2)児童の生活援助とリスクマネージメントの実際
(3)リービンゲケア・アフターケアおよび自立支援計画の実際
(4)心身の治療を要する子どもの援助の在り方と専門職および関係諸機関との提携
(5)子どもの集団を生かしたグループ援助計画の実際
(6)親子関係調整と家族支援計画の実際
4.児童福祉施設と地域社会
(1)地域との関係と地域社会への貢献
(2)児童福祉施設の情報公開と苦情解決システム・第三評価


◆成 績 評 価
 出席状況と平常授業でのテストおよび課題の提出による総合評価

◆テ キ ス ト
 福永博文編著「養護内容」 北大路書房

◆参 考 書
 『子どもが語る施設の暮らし』 明石書店
 浅井春夫監修・中山正雄編著 「児童養護の原理と実践的活用」 保育出版社


◆担当教員から一言
 児童福祉施設での実習体験が授業を理解する上で大切である