白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 保育内容 表現 音楽的表現
担 当 者 秋山 治子 開講時期 前期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 子どもの表現意欲を養い、人間的な感性豊かな成長へと導くために、保育者・教育者として学ぶべきことについて考えを深める。子どもと大人の音楽表現における差異性を認識することにより、その理解を更に進める。

◆授 業 計 画
<乳幼児の音楽的発達の理解>

(1) 聞くことと泣くことは、音楽表現への第一歩

(2) ♪バナナがいっぽんありまし♪「タ~」♪
   大人のうたの一部を一緒に発声するのがやっと、だが、本人は充分歌っているつもり。
   (自分の意志で外へ向かい声を出す(表出)という行為・・・「模倣的旋律表出」)

<幼児の音楽的行動、音楽的表現>

(3) 単純で小さな構成の歌は、何故幼児に向いていると言えるのか、その理由を探る。

(4) 母国語の歌詞と結びついた歌の良さと重要性。(わらべうた)

(5) 聴衆の前に立って「形ある音楽」を披露することだけが音楽表現活動ではない。(手遊び、音楽あそび)

(6) 楽器の基礎知識と合奏活動に関する中庸の考え方


◆成 績 評 価
 出席とレポートまたは試験で評価する

◆テ キ ス ト
 高野雅子著「表現(1)(2)」保育出版社
 秋山治子著「子どものうた楽譜集」小学館


◆参 考 書
 合奏用楽譜等を授業の中で紹介する

◆担当教員から一言
 子どもは大人の音楽行動を模倣して成長します。