白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 小児保健実習 |   | |
担 当 者 | 山田万智子、原 照子、久保田登久乃 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 実習 | ||
単 位 数 | 1 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 「健やか親子21」のビジョンにそった小児保健の理論をもとに、保育現場で養育、病気や事故の手当てが速やかにできるよう心のかよった技術を修得させる。 ◆授 業 計 画 乳幼児の発育発達を理解し、その発育上の心得・観察ポイントと親子の心の問題、並びに日常起こり易い病気・事故の特徴を知り、早期に発見する方法や応急処置等を実技実習を通してすぐ実践できる技術を修得させる。 事故については予防を第一に考え、安全教育・安全管理・危機管理・災害時の精神保健について学習させる。(障害児の取り扱い方も加味して実習を行なう) 《 実 習 要 項 》学生は実習項目すべてを履修すること A 教 員 1.小児保健実習の意義と実習の心得 2.小児の健康状態の観察(一般状態、身体各部、精神機能) 3.体温、脈拍、呼吸、血圧の意義と測定方法 4.病児の特徴と主な症状に対する看護(嘔吐、腹痛、脱水、発熱) 5.薬の与え方(経口・座薬・軟膏) 6.罨法(温、冷罨法、ハップ) 7.日常の怪我の手当(創傷、止血法、頭部打撲・骨折他) 8.包帯法(巻軸帯、三角巾) 9.手洗の方法(O157、ノロウイルス他の予防) 10.感染症発生時の措置 B 教 員 1.乳幼児の発育発達の記録と母子健康手帳の活用 2.身体各部の測定法と評価 3.健康な児を育てる、栄養:(母乳・人工)の与え方、排気法、食事の習慣と躾 4.排泄(オムツのたたみ方と当て方、自立の援助) 5.背負い方と抱き方 6.衣服の着脱法 7.身体の清潔 : 沐浴 清拭 8.身体各部の清潔 : 頭髪・顔・口腔・歯磨き・眼・耳・鼻・爪・手指・臍 9.障害児の保清 10.保清用具の作成と保管> C 教 員 1.乳幼児の事故防止(安全教育・安全管理・危機管理) 2.救急車の呼び方 3.中毒110番 4.心肺蘇生法(気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ)AEDの使用方法 5.応急処置(転倒転落、誤飲、異物事故、溺水、熱中症、窒息ガス中毒、SIDS) 6.消毒法(物理的・化学的) 7.救急箱の使用法 8.体位、運搬法 9.保育者、保護者の健康管理の必要性 10.災害時の精神保健(ASD,PTSD) ◆成 績 評 価 テスト、リポート、平常点(出席を重視)などを総合的に評価する。 ◆テ キ ス ト ○小児保健実習(第3版11刷) 白野幸子著(医歯薬出版KK) ○担当教員作成のプリント ◆参 考 書 ○小児保健 無 藤 隆・民 秋 言 他 編集(北大路書房) ○幼児安全法講習教本 編集 日本赤十字社 ◆担当教員から一言 実物大の人形で各自が実技実習を行い、積極的な取組みを望む。白梅学園の特色で実習は少人数で徹底的に実習する。 |