白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 選択外国語 ドイツ語会話  
担 当 者 濱野 英巳 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 「こぎつね」「かっこう」「きらきら星」・・・皆さんがよく知っている童謡の数々ですが、全てドイツの童謡であることをご存じでしょうか。ドイツの「こぎつね」は「草の実潰してお化粧したり」はしません。それでは一体どんないたずらをするのでしょう?
 ドイツ語はドイツのみならず、スイスやオーストリアなど、ヨーロッパの様々な国で話される言葉です。一見すると難しい印象のドイツ語ですが、実は発音のほとんどがローマ字読み。文法についても英語の基礎知識が大変役に立つ、日本人にとっては非常に馴染みやすい外国語です。「こぎつね」に限らず、私達の生活の中には様々なドイツ文化が隠れています。キンダーガーテン(幼稚園)やフロイトの夢判断もその一つ。ドイツ語に親しみつつ、ドイツ文化をより身近なものとして再発見してもらうこともこの授業の目標の1つです。


◆授 業 計 画
詳しくは次のような内容で授業を進めます。
1.ドイツ語を聞く:ヒアリングにはある程度の時間が必要ですので、受講者全員に自習用の教材を配布する予定です。
2.ドイツ語を声に出す:アルファベットや日常的な挨拶などを実際に声に出すことでドイツ語の正しい発音やアクセントに慣れ親しみます。
3.ドイツ語と日本語を比べてみる:ドイツ語と日本語の童謡を聞き比べ、それぞれの言葉の共通点、相違点を探ります。
4.文法を理解する:変化表を丸ごと頭に詰め込むようなことはせず、必要な文法事項を必要な順番で少しずつ学んで行きます。
5.色々な文章を読む:絵本や料理のレシピ、玩具の説明書、新聞の見出し、道路標識からワインのラベルまで、より日常的な生きたドイツ語を少量ずつ読むことで、後のドイツ語会話の基礎を作ります。
6.ドイツ文化に親しむ:テレビや雑誌、インターネット、漫画の中にも沢山のドイツ文化が隠れています。各自が交代で持ち寄った情報を紹介し合い、ドイツ文化への理解を深めます。
7.ドイツ語を話す:履修学生の興味と進度に応じて、より発展的な会話の授業を行います。最終的にはドイツ語での自己紹介と簡単な日常会話ができるようになることを目標に置きます。


◆成 績 評 価
 出席状況と授業参加への意欲を見て評価します。

◆テ キ ス ト
 小谷哲夫/眞岩啓子『一歩ずつ学ぶドイツ語』(三修社)

◆参 考 書
 参考書は必要ありませんが、独和辞典は必ず用意してください。

◆担当教員から一言
 ドイツ語を学びたいという意欲さえあれば、1年次でドイツ語を履修しなかった学生でも履修は可能です。