白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 生と死を考える |   | |
担 当 者 | 嶋根 久子 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 さまざまな角度から死について考えることにより、各自が生ることの意味を改めて模索してみる。従って、知識の習得を目指すというよりは、むしろ自分で感じ取ること、自分で考えるということを重視し、なおかつそれらを自分の言葉で表現してみるということがこの授業の目標となる ◆授 業 計 画 死というテーマのより一層の理解を深めることを目的として、視聴覚教材を援用しながら、講義を進める。その際、指標として、一方では子供、青年期、壮年期、高齢者のように、死亡時の年齢的な差異と、他方では死亡原因の違いなどを視野に入れたうえで、それらに関連する現代的諸問題を取り上げてみる。 第1回 「自分の死」について考える 第2回 子どもの死について、『子ども‐輝けいのち』を参考に、いのちについて考察。 第3回 心理学の観点から、シュナイドマンにおける、死の捉え方 第4回 社会学の観点から、リフトンの死と生との連続性について 第5回 記録『わが愛する娘に死を』を参考に、生きるということと、死ぬということについて考察 第6回 臓器移植を視野に入れた死の定義の問題-植物状態と脳死状態 第7回 安楽死と尊厳死について 第8回 長岡市にある『ビハーラ病棟』の記録をもとに、中高年のホスピスにおける死について 第9回 キュープラ・ロスの『死ぬ瞬間』を参考に、死を受け入れていく過程について 第10回 自ら選んだ死、自死について 第11回 記録『安住の500床』を参考に、高齢者の死を過疎の問題、家族の問題等の観点から考察 ◆成 績 評 価 授業時間内においてレポートを4回、中間期(5月)と試験時期に本を読んでレポートを提出。それらを合計して評価する。 ◆テ キ ス ト 特になし ◆参 考 書 授業内で紹介します。 ◆担当教員から一言   |