白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 生理学〔体の不思議〕 |   | |
担 当 者 | 近藤 正樹 | 開講時期 | 後期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 ヒトの体のしくみについて、構造と機能の両面から解説し、栄養・生殖・行動の法則性を要約する。全体の恒常性・協調性を演出する情報物質(ホルモンや溶解性物質)の濃度や神経(電極パルス)、個体間の交信情報のあり方(言語系交信 視覚系交信 化学物質交信など)にもふれて、「体」といわれる独立体が持つ総合性・統一性に一層関心をもってもらう。 ◆授 業 計 画 1.生命の最小単位が持っている不思議 細胞の構造と細胞内器官の構造――その役割 極限まで単純化された細胞――寄生に見られた退化のみちすじ、結晶体とまでいわれる生物 「生物」の概念 2.体を構成している部品の構造と機能 栄養系器官の構造と機能――肥満と生長――老化 生殖系器官の構造と機能――性の分化と子孫繁栄 神経・筋の構造と機能――感覚と認知と行動 3.外界からのしげきとその受容 温度に対する体の反応――定温動物と変態生物 明るさに対する体の反応――前経験のわざわい、光周性と体内時計 受容器にも全体区と地方区がある だまされる受容器 4.異物侵入に対する防衛 異物をすてる 異物を分解する 異物を借用する 異物をとじこめる アレルギーと免疫 人体に有害な物質と濃度――人間はどこまで体をだませるか 5.生殖の不思議 細胞の若返り 卵の不思議・精子の不思議 性行動は本来備わっているものなのか 意志のいたずら 6.交信 言語 シンボルによる交信 表情 筋肉反応による交信 フェロモン 化学物質による交信 ◆成 績 評 価 持込不可のペーパーテストを行なう。一章ごとにまとめておく(復習)が大切 ◆テ キ ス ト 使用せず ◆参 考 書 授業中に紹介する ◆担当教員から一言   |