白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 現代社会と人権 恋愛・結婚・家族
担 当 者 武藤 健一 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 2年後・1年後に、主に女性である皆さんが実際に社会に出ていって、自分が女性であることから遭遇する(かもしれない)事柄・問題について理解することがまず必要だろうと考え、自分の今のこと・将来のことを考えるきっかけを得られるようにすることを目的とします。そのために、結婚・家族、そしてそれと密接な関係をもつ恋愛について検討していきます。

◆授 業 計 画
 現代の日本社会は良くも悪くも今急速に変化していっています。
 そこで、女性がどのような状況におかれているかを理解することも含めて、恋愛・結婚・家族について、様々な統計的資料を用いながら、現代社会における女性の人権の実際の有様を明らかにしたいと思います。 具体的に扱う項目は以下のとおりです。

  1) 恋愛 ~近代と愛とジェンダー分業強制(:性別役割分業)
  2) 結婚観 ~恋愛と結婚の矛盾? 新主婦願望 3高と3C
  3) 結婚 ~結婚の多様化 非婚化?晩婚化?
  4) 家事・育児 ~家事・育児とジェンダー分業強制 夫の家事・育児 育児不安
  5) 専業主婦論 ~専業主婦の終焉


◆成 績 評 価
 出席・平常点を重視し、試験点を加える形で成績をつけます。

 出席点+平常点:学期末試験(形式未定)=2:1


◆テ キ ス ト
 レジュメ配布

◆参 考 書
 適時、授業の進行に合わせて紹介していく予定です。

◆担当教員から一言
注1) 受講者数によっては、ディスカッション等を含めてやっていきたいと思います。
  2) 一方的なつまらない授業にはしたくないので、学生の皆さんの積極的な授業参加を願っています。
  3) また、上記にあるように、平常点重視なので、学生にとって負担の大きい授業です。安易に単位取得を目的に
   受講しても、単位取得は絶対的に不可能です。
  4) 飲食など、授業や他の人の迷惑にならない事は、自由にしてもらって構いませんが、おしゃべり・
   遅刻(15分過ぎ)などは絶対に許されません。