白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 言語とコミュニケーション  
担 当 者 佐々加代子 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 日常生活はさまざまな人間関係のなかでのコミュニケーションの場面がある。その方法もさまざまにある。言語はその代表格である。コミュニケーションが円滑にすすんでいくということについての基礎理論から始め、コミュニケーション関係における阻害要因と促進要因を抽出することで、生活において言語を媒介としたコミュニケーション関係のすすめかたについての方策が見出せるようにする。

◆授 業 計 画
1.言語の特性
2.コミュニケーションにおける言語
3.コミュニケーションの基本的過程
   ことばのキャッチボール、ことばとキャッチボール
   媒介となる距離-信号行動系
4.コミュニケーションの対象児・者の特性のとらえかた
5.対象児・者によるコミュニケーション関係
   乳児、幼児、障害児、障害者、失語症、介護を要する人、痴呆性老人、重病患者、異文化の人
6.コミュニケーションにおける共通項としてあげられる内容
7.両者の関係とQOL
8.コミュニケーション関係、人間関係において機能していく言語の内容を育むこと
   ここでの1~8の数字は講義の内容を区分したもので、回数を示してはいない。
   情報機器類も用いながら、できるだけ具体的場面を想定できるように工夫をこらしていく。
   グループでの討論も加えていく。


◆成 績 評 価
 最終的には、平常点、授業内でのミニレポート、レポートで評価する。

◆テ キ ス ト
 佐々加代子『コミュニケーション能力弱者のQOL援助』犀書房

◆参 考 書
 筆者の著書でいずれも犀書房。『言語習得と人間関係』『子どもからの贈りもの』『発達臨床相談』

◆担当教員から一言