白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 庶民の生活文化  
担 当 者 高橋  徹 開講時期 後期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 この授業では、第二次世界大戦前後から高度経済成長期頃までの、日本人の生活・文化・社会の歴史を理解することと、それをふまえて、みなさんが自分自身の現在の生活・文化・社会について考えるきっかけを得ることを目的としています。

◆授 業 計 画
 この授業では、生活文化といっても「衣食住」に限るのではなく、もう少し広く考えていきたいと思っています。例えば、映画や音楽を楽しむことも、私たちの生活の一部でしょう。この、広い意味での生活文化の歴史を理解するために、昭和の歴史をたどりながら、テーマごとに映画やドラマの一部分、ドキュメンタリーなどをビデオで見て、考えたことを小レポートにまとめたりしながら、授業を進めていく予定です。期末には、昭和を生きた人にインタビューをして、レポートを作成してもらいます。下記の「参考書」は直接授業では使いませんが、夏休みの間にでも読んでおかれると、この授業の理解が深まるでしょう。

テーマには、次のようなものを予定しています(資料の関係で変更になることもあります)。
(1)時代と世代…生活史をつくる
(2)『映像』で見る20世紀の日本
(3)第二次世界大戦の時代
(4)戦後復興と闇市
(5)戦後民主主義と女性
(6)太陽族と「新しい」若者文化
(7)家電製品の普及
(8)高度経済成長時代のサラリーマン
(9)東京オリンピックとベトナム戦争
(10)ビートルズ現象
(11)旅行の時代
(12)歌謡曲で聞く昭和


◆成 績 評 価
 授業内のミニ・レポートと期末のレポートで評価

◆テ キ ス ト
 プリントで行います

◆参 考 書
 加藤秀俊『暮らしの世相史』(中公新書、2002年)

◆担当教員から一言
 できるだけ多くの古い映画や音楽に触れて、あなたの親や祖父母の生活した時代を感じてみてください。