白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 女性労働と子育て |   | |
担 当 者 | 富永 静枝 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 卒業後保育者をめざし、自らも働く女性として社会参加する学生達に、いま働く女性たちがおかれている状況や、働きながら子育てをする母親や父親の抱えている問題を理解させる。 ◆授 業 計 画 少子高齢化が急速に進み、男女の生き方も多様化し、働く女性が増加している中、男女の雇用環境は大きく変化している。育児期の男性の長時間労働は常態化し、家事・育児の責任は相変わらず女性の双肩にかかっている。このような中にあって育児・介護休業法が施行され、国や地方自治体などによってさまざまな子育て支援政策が打ち出されている。しかし相変わらず、出産・育児や介護のために退職を余儀なくされる女性は多く、仕事と家庭の両立はまだまだ困難な状況にある。本講では、働く女性たちが抱える諸問題を明らかにし、子供たちの健やかな成長を支えながら男女がともに労働にも家事育児にも参加できるようにするにはどうしたらよいか、諸外国の制度に学びながらこれからの日本の社会システムのあり方を考える。 主な講義内容は下記の通りである。 1、自立について―働くことの意味を考える― 2、働く女性の現状と課題 3、雇用機会均等法、育児・介護休業法を中心に女性労働関係法について学ぶ 4、子育て支援策の国際比較 5、これからの家族のあり方―男女の家族的責任について ◆成 績 評 価 学期末のレポート、平常時の提出物、出席状況の総合評価 ◆テ キ ス ト 必要に応じて授業時に資料プリントを配布する。 ◆参 考 書 授業時に随時紹介する ◆担当教員から一言   |