白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 子どもと人権 子どもの権利条約を中心として
担 当 者 武藤 健一 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 現在の日本社会では、「子ども受難の時代」とも言われている。特に近年、社会的にも問題となっている「子どもの虐待」をみれば確かにそうなのだろう。
 そこで、その問題の根源に迫るためにも、まずは子どもの人権というものを考えていくということが必要であろうというのがこの授業のスタンスです。そして、その子どもの人権を検討する手がかりとして、有名な国際条約、「子どもの権利条約」の内容をみていくことを中心にして授業を進めていきます。


◆授 業 計 画
 受講者数にもよりますが、「テキスト」に示した本を読み進めていく形を取りたいと思います。

 テキストの構成上、子どもの権利条約の41条までを逐条でやっていくので、その内容をそれぞれあげておくのは困難ですが、そこには以下のような内容が含まれています。
 ~子どもの定義 子どもの最善の利益 子どもの意見の尊重 表現・情報の自由 養育責任
  ハンディキャップを負わされた子どもの権利 健康・医療への権利 社会保障への権利
  教育への権利 先住民の子どもの権利 搾取からの保護 武力紛争における子どもの保護
  少年司法

 時間の関係にもよりますが、子どもの虐待を独立した項目として取り上げることを考えています。


◆成 績 評 価
 出席・平常点を重視し、試験点を加える形で成績をつけます。
 出席点+平常点:学期末試験(形式未定)=2:1


◆テ キ ス ト
 永井 憲一・寺脇 隆夫・喜多 明人・荒牧 重人 編 『新解説 子どもの権利条約』(2000年 日本評論社)

◆参 考 書
 授業の進度に従い、適時紹介することにします。

◆担当教員から一言
注1) 受講者数にもよりますが、授業形態については受講者と相談して決めたいと思います。
  2) 一方的なつまらない授業にはしたくないので、学生の皆さんの積極的な授業参加を願っています。
  3) 飲食など、授業や他の人の迷惑にならない事は、自由にしてもらって構いませんが、おしゃべり・
   遅刻(10分過ぎ)などは絶対に許されません。