白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 生涯学習概論 思想・制度の変化とその背景を探る
担 当 者 中嶋みさき 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 教育の荒廃がいわれる現代では、改めて「教育」と「学習」との関係が問われている。この講義では、生涯学習とは何か、という問題を、教育思想の歴史的展開をおいながら、生活スタイルの歴史的変化などとあわせて検討し、生涯学習に関する基本的考え方を学ぶことにする。また生涯学習の具体的課題として、現在すすめられている教育政策をとりあげ、日本の現代社会における生涯学習の現状を明らかにし、参加者とともに生涯学習のあり方について考えていきたい。

◆授 業 計 画
1,生涯学習とは何か。

  a)「学習」概念の成立とその歴史的展開

  b)生活スタイルの変化と人間形成

2,生涯学習の具体的な課題

  a)教育基本法の理念と生涯学習

  b)生涯学習の機会と制度

  c)男女共同参画社会と生涯学習

3,「教養」の形成と生涯学習


 講義計画は、大きなテーマを中心としており、小項目については変更もありうる。


◆成 績 評 価
 評価は、学期末のレポートを基本にするが、出席、講義内での小レポートを参考にする。

◆テ キ ス ト
 特になし

◆参 考 書
 E.ジェルピ、海老原治善編『生涯教育のアイデンティティ』エイデル研究所
 藤田秀夫編著『ユネスコ学習権宣言と基本的人権』教育史料研究会


◆担当教員から一言
 講義形式の授業であるが、できるだけ学生のみなさんの問題関心に配慮して授業を進め、現代教育の諸問題とむきあうための手がかりを提供できるよう努力したい。講義内容に関する積極的な質問、意見、感想を期待している。