白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 話し言葉の伝承  
担 当 者 東  喜望 開講時期 前期
授業形態 講義
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 この授業では「伝承文化」のうち「伝承文芸」を対象とする。つまり話し言葉によって語り伝えられた話、神話・伝説・昔話などを対象とし、受講者の将来に資する。

◆授 業 計 画
 講義は日本本土と南西諸島、近隣アジアの説話を事例とし、大陸(ユーラシア東部・東南部)や環太平洋地域との関連も積極的に考察する。およそ下記の順序で講義する。

〈導入〉
1.わが国をニッポンというのはなぜか。
2.国号と古代神話。
3.日本と環太平洋の太陽神話。
4.古代人のコスモロジー。
〈説話伝承の起源〉
5.自然と人間の意識。
6.信仰と「語り」。
7.個人・村落レベルの神話。
8.国家レベルの神話へ。
9.神話の発展-伝説・昔話へ。
〈説話の形成と種類〉
10.神話とは何か。
11.伝説とは何か-その形成と種類。
12.昔話の形成と分類。
13.現代民話とは何か。
〈まとめ〉
14.伝承文芸の現代的意義。
15.現代民話の創造。


◆成 績 評 価
 定期試験時のペーパーテスト(ノート・プリント参照可)による。

◆テ キ ス ト
 プリントを使用する。

◆参 考 書
 東 喜望 著『沖縄・奄美の説話と伝承』(おうふう刊)

◆担当教員から一言