白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 視聴覚教育メディア論 |   | |
担 当 者 | 深水 浩司 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 1 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 現在、博物館や美術館、図書館では、その多くが視聴覚メディアを利用して展示や情報閲覧を可能にしている。また、教育的観点から考えても、視聴覚メディアの概要を知り、現実に用いられているテクノロジーに触れ、かつ、それらを利用できることは学芸員としても必須となりつつある。よって本講義では、視聴覚メディアの概要を理解し、PCを利用してこれらメディアに触れながら、理論面と技術面の理解を深めていくことを目標とする。 ◆授 業 計 画 コンピュータを利用した視聴覚技術は、博物館や美術館、図書館でも新たな時代を迎えている。また、学芸員や司書の役割を担う人々においては、これらの新しいメディアを利用して、教育を実践する能力が求められている。この授業と実習では、以上の事柄を前提に、1)視聴覚教育メディアの現状をつかみ、2)それらメディアが実際に博物館や美術館でどのように利用されているかを調査し、3)調査結果をWebページ、または、プレゼンテーションソフト(Powerpointなど)でまとめ報告することを考えている。 1)については講義方式で行う。ビデオやWebの閲覧をなるべく使いながら、文字や写真、図・絵だけでは理解しづらい部分を補足し、概括をしてみよう。教育という側面では、その効果や評価も重要であるから、現在用いられている手法をそれらの視点からも確認しておこう。 2)は、受講生各自で行う作業となる。1)において学んだメディアが、実際に現場でどのように使われているかを調査してもらいたい。本来ならば、フィールドワーク的に現場に赴くことが一番だと思われるが、時間的な余裕がないので、Web上にある様々な情報を、各自で検索・精査し、3)への準備としてもらいたい。同時に、それらがどのような効果を期待しているかや、現実にどう評価できるかをも考えてみる。 3)の段階は、2)で入手した情報を、Webページの形態かプレゼンテーションソフトを使用してまとめ、発表できるようにしよう。発表については、時間の余裕があれば各自で作成したものを実際に使ってプレゼンテーションしてもらう。また、Webページの作成、またはプレゼンテーションソフトの使い方についても、講義または実習の中で解説し習得していただく予定である。 講義の分量よりは、実習の時間をできるだけ多くし、それぞれの技術をしっかり身に付けてもらいたい。できるだけ、まとまった時間で授業・実習を行いたいので、本講義は集中講義の形態をとる。 ◆成 績 評 価 出席、レポート、提出物等で評価する。授業に臨む態度も評価の対象である。 ◆テ キ ス ト 必要な場合は、授業内で指定する。現時点では、プリントを中心に進めていく予定である。 ◆参 考 書 必要に応じ紹介する。 ◆担当教員から一言 短時間での講義・実習です。集中して効果的に進めるよう教員としても努力しますので、しっかりついてきてください。遅刻やお休みは他の受講生にも多大な迷惑をかけることになりますから厳禁です。 |