白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | ゼミナールⅡ |   | |
担 当 者 | 平賀 明彦 | 開講時期 | 前後期 |
授業形態 | 演習 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 1年次で学習した内容を基礎に、より専門的な領域に踏み込んでいく。とくに幕末・維新期以降の日本の近代化過程を中心に取り上げ、個々の卒業研究のテーマ探しと、研究を深めていく際の前提づくりを行う。 ◆授 業 計 画 1年次の継続として、江戸時代について、その特徴を概観することから始め、次第に近代に進んでいく。 以下のような授業の柱立てで、個別報告を中心に授業展開をする。 前期は、 ①幕藩体制の政治システムの特徴 ②石高制の経済システムの特徴 ③鎖国体制と幕府支配の関係 ④1830年代の体制動揺の要因 ⑤大塩平八郎の乱の意味 ⑥黒船ショックと幕府の動揺 ⑦世直し状況とええじゃないか ⑧水戸国学と尊王思想 ⑨吉田松陰の思想的影響力 ⑩尊攘激派の形成と新撰組 ⑪薩英戦争、下関戦争の意味 ⑫薩長同盟と倒幕派の形成 ⑬大政奉還と王政復古 ⑭植民地化の危機意識と庶民 ⑮戊辰・東北戦争の意味 後期は、 ①「万国対峙」の中の維新政府 ②殖産興業・富国強兵の国是 ③開化政策と民衆の戸惑い ④廃藩置県と地租改正 ⑤岩倉遣欧使節団の役割 ⑥留守政府の政策展開 ⑦不平士族と征韓 ⑧大久保政権と有司専制 ⑨自由民権と五日市憲法 ⑩国権の拡張と日清・日露 ⑪明治憲法と教育勅語 ⑫経済発展とⅠ大戦 ⑬大正デモクラシーの歴史的意味 ⑭対英米強調と対アジア強硬路線 ⑮15年戦争への道 ◆成 績 評 価 個別報告、その都度の提出物などによって評価する。 ◆テ キ ス ト とくに定めない ◆参 考 書 参考文献は多数あるので、その都度紹介する。 ◆担当教員から一言 欠席をしないこと。個別報告を丁寧に行うこと。 |