白梅学園 授業概要(シラバス)2005 |
授業科目名 | 教育原理 |   | |
担 当 者 | 汐見 稔幸 | 開講時期 | 前期 |
授業形態 | 講義 | ||
単 位 数 | 2 | ||
◆授業のねらい及び学習教育目標 教育・保育を仕事とする者が、最低限このことについては知識を持っている必要があると考えられるテーマについて、その基礎を学ぶ。 ◆授 業 計 画 授業は、願わくば学生が参加できる形で進めたいのだが、限られた時間にかなり多くのことを学ばなければならないので、実際には講義と説明が多くなることが予想される。一方的に聞くという立場ではなく、質問等を積極的にしてほしい。 1回 教育とは何か。教育と人間形成。教育と治療。教育と矯正などの違いを考えながら。 2回 日本の教育の歴史の概観。江戸から明治、大正、昭和へ。 3回 戦後教育について。教育基本法とはなにか。戦後教育の時期区分とそれぞれの特徴。 4回 現代の教育、特に学校教育の現状と課題について。特に不登校など学校病理について。 5回 学力「低下」問題等、現代の教育問題について。 6回 子ども観と教育観について。近代の子ども観をめぐって。子ども期、青年期について。 7回 ルソー『エミール』について。 8回 幼児教育、学校教育、家庭教育について。形成と教育について。 9回 社会教育と生涯教育、生涯学習について。 10回 発達・発達観と教育。子どもを観察するということについて。状況的発達論について。 11回 制度としての教育。戦後教育制度について。公立学校と私立学校。指導要領等について。 12回 日本の教育制度、教育観と欧米の教育制度、教育観との異同について。 13回 戦後の教育実践の中から。 14回 教育と児童福祉について。 15回 まとめ。 ◆成 績 評 価 出席とレポート ◆テ キ ス ト 「汐見稔幸『「教育」からの脱皮』(ひとなる書房) ◆参 考 書 汐見稔幸『親子ストレス』(平凡社新書) ◆担当教員から一言 授業者の都合で、7月22日に4コマ分行う。途中、休講になる日を最初の授業で言う。 |