白梅学園 授業概要(シラバス)2005
授業科目名 基礎ゼミナール  
担 当 者 山路 憲夫 開講時期 前後期
授業形態 演習
単 位 数
◆授業のねらい及び学習教育目標
 「子ども学」の出発点となり、子育てや保育、子ども文化を学んでいく上で欠かせない素養を身につける。そのためには子ども、子育てを取り巻く時代状況を幅広く知り、考える力をつけていきたい。「私たちは今、どんな時代に生きているのか」を基礎ゼミの共通テーマにしたのは、そのためである。
 具体的に本ゼミは「メディアリテラシー」をサブテーマとする。「メディアリテラシー」とはメディアから発信される情報を読み取る力を身につける、ということである。新聞やテレビなどのメディアは日々の情報を伝えるが、あくまで送り手によって選別された情報に過ぎない。メディアの本質、情報の虚実を見抜き、今という時代を考えていく、というのを本ゼミの目標とする。


◆授 業 計 画
 はじめは日々の新聞記事を中心に進める。それをもとに議論し次回までにテーマを設定、毎回レポートを提出する。テーマとゼミ生の理解度、関心によっては新書やテレビのビデオやDVDなどの映像も使う。
 テーマは子育て、少子化、児童虐待、少年犯罪といった子どもをめぐる問題や事件、ニートやフリーター、若者の失業といった若者を取り巻く状況、障害者問題、女性の働き方、年金や医療、介護といった社会保障・社会福祉、さまざまな社会事件、メディア、さらには時代論などを幅広く取り上げたい。
 時には現役で活躍中の記者、評論家、ニュースの渦中にある人物や地域のNPO(障害者や子育て支援)など市民活動に関わる人たちも招き、話を聞き、議論する。新聞社やテレビ局、障害者施設などの現場見学もする。
 教材は新聞記事の他に、「ケータイを持ったサル」(正高信男、平凡社)「メディア・リテラシー」(菅谷明子、岩波)「犠牲」(柳田邦男、文春)「まぼろしの郊外」(宮台真司、朝日文庫)「パラサイト・シングルの時代」(山田昌弘)など。


◆成 績 評 価
 レポートと出席状況

◆テ キ ス ト
 

◆参 考 書
 

◆担当教員から一言