実習ガイド
実際の現場で過ごす実習期間は、普段の学びの成果を確かめる絶好の機会。
子どもたちとのふれあい、保護者への対応、職員間のチームワークなど教室だけでは学べない体験が能力を高め、人間的にも成長させてくれます。
保育科の"演習&実習"の特徴
保育士資格を取得するために保育実習と施設実習を行い、幼稚園教諭免許状を取得するために幼稚園実習を行います。子どもたちと遊びや生活をともにすることで、園や施設の魅力をより身近に感じることができます。
演習
保育の内容や方法に関する健康、言葉、環境、表現など、実際の保育現場を想定しながら学ぶ演習科目があります。また、「音楽」や「図画工作」「体育」などの演習で保育実践に必要な知識・技術を習得します。
実習
保育科では、1年次の早い段階から実習がスタートします。1回目の実習では現場の空気にふれ、将来の目標を再確認。2回目の実習では、講義や演習で学んだ理論や実技を実践し、これまでの勉学の成果を確かめる場にもなります。
実習(1~ 2年)
幼稚園実習
[見学・観察実習(1年次前期)]
[参加・指導実習(2年次前期)]
4週間かけて実際の保育を体験します。
幼稚園教育の実際を学ぶため、見学・観察から参加・指導までを順次、体験していきます。幼稚園内の担当教諭の指導を受けながら教育の補助的な仕事に参加し、専門知識や技能を学んでいきます。実習前の園見学や、実習後の発表会・報告会など、事前・事後の指導も充実しています。
保育所実習
[保育所実習Ⅰ(1年次後期)]
[保育所実習Ⅱ(2年次後期)]
乳幼児や保育者の動きを観察し、保育を理解していきます。
「保育所実習Ⅰ」では、見学・観察を中心に、保育の流れや保育士の仕事内容などを学びます。「保育所実習Ⅱ」では、保育士の子どもへの関わり、援助、指導法などをじっくりと学ぶとともに、実際に自分で指導案を立てて実践します。実習前には、「保育実習指導」で、きめ細かなオリエンテーションを行うので、安心して実習に参加できます。
施設実習
[施設実習Ⅰ(2年次前期)]
[施設実習Ⅱ(2年次後期)]
施設で生活する子どもへの援助方法を学びます。
施設実習では、親と子の関係について理解を深めていきながら、親子で家庭生活ができるようになるには、どういった援助をしたらよいのかを探ります。さらに地域の福祉という考えに立って、保育者としてどのような仕事をしたらよいのかを考えていきます。